1月3日のテレビ その1
やっと「厚着をしたらストーブなし」でもなんとかやっていける程度の寒さに戻った。やれやれ、よかった。この寒さが続いたら「冬眠するしかない!」と覚悟を決めかねていたので。
勤め人や学生のみなさんが本日より始動を始めるというのに、まだお正月の話題をするイヤなヤツです、すみません。
テレビを見るぞ!と意気込んだお正月だった。こんなお正月はめったにない。毎年大体が、録画しておいてお蔵入りになっている。ふたたび見るチャンスは訪れない。やはりテレビは(私にとっては)リアルタイムで見ないと相見(あいまみ)えることはないのだ。
まずは同窓会のような3回にわたる『平清盛』の総集編を見て、懐かしい面々との再会を喜ぶ。全編ぎっしりなドラマだったので、3回にわたる総集編ですら、全然物足りない。やはり清盛の父、忠盛が昇殿するようになったあたりから、がぜん面白くなっていったのだな。
一方、がらりとかわって、「マツコ&有吉の 怒り新党」(テレビ朝日)というトークバラエティ番組がやたら面白かった。
まずマツコ・デラックスと有吉弘行のトークが、絶妙にクレバーな組み合わせで、見ていて爽快。二人とも、頭脳と感性をフル回転させながら口を動かしているのが、心地いいのだ。バラエティにありがちな、けたたましさがない。
最初の「国民の怒り」コーナーでは、視聴者が感じた「怒り」が正当かどうかを二人が明快にジャッジするメール投稿番組でもある。世間がどう、ではなく、「私は、こう」というあくまで私的見解を開陳する謙虚な姿勢も好もしい。人気番組らしいのも頷ける。
普段は深夜枠でやっているのだが、今回はお正月スペシャルでゴールデンタイム(およそ20時〜23時)に放映された。この番組が絶妙に面白いこと、普段は深夜枠(23時過ぎ〜24時過ぎ)で放映されていることを教えてくれたのは、なぜかKちゃんだ。この番組を見ている姿をみていないのに、なぜそんなことを知っているのだ?
それにしても、この番組のをみたおかげで、『新・巨人の星』がどんな話だったかを知ることができた。「国民からの怒り」のコーナー以外に「三大○○調査会」というコーナーで、このアニメが俎上にあがったのだ。
いや、だからどう、ということはないのだけど、Kちゃんが「これ、コメディか?」と問いかけるくらい、はちゃめちゃな設定に爆笑してしまった。でもたぶん、シリアスなアニメのように思われる。
ところで、この番組が全国ネット昇格したとき、「有吉弘行の毒舌まんじゅう」と称した饅頭が発売された。饅頭は数々の政治家まんじゅうを手掛けた業者が製造し、テレアサショップ(テレビ朝日番組グッズを扱う売店)、広島県内の土産店、さらには衆議院議員会館でも販売されているらしい。
もちろん毒舌=ロシアンルーレット饅頭なので、12個のうち1個は激辛餡だそうだ。新年会や成人式パーティの罰ゲームに是非どうぞ。