北国街道を東に
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こうして秘仏のお地蔵様と握手出来、お一人様300円也の功徳がいただける機会をみすみす逃したのだった。そんなことになっているともつゆ知らず、私たちは、お醤油のお店巡りを開始した。
前回は北国街道の西を歩いたが、今回は未踏の東側を探索する。
北国街道沿いに3軒ある醤油店で、それぞれのお店の小さめ醤油を買おうと、福田屋で鍋焼きうどんを食べながら決定した。福田屋の奥さんに「木之本は水がいいので、お醤油作りがさかんなんですよ」と教えていただいたのだ。ついでに木之本の日本酒「七本槍」で有名な富田酒造にも。
最初に出くわしたのは、全国区になってしまった「サラダパン」で有名な「つるやパン」さん。サラダパンの中はサラダじゃなくって、タクアンなんだけどね。
古い薬看板が店先に吊るされている「本陣薬局」
百の毒を下す? このパワフルなネーミングの薬は、植物性の便秘薬らしい。
あ、「中将湯」とか「浅田飴」とか、レトロだけど知っている名前も!
げげっ! こ、これは知らん! しかもこの絵のじーさんが・・・こわすぎ! そして、なぜに、これだけ青い?
気を取り直して。とても楽しい日用雑貨のお店。仁右衛門という名前と、スーパーマリオのような?看板イラストのミスマッチ感がすばらしい。
北大路魯山人ゆかりの創業450年余の蔵元、冨田酒造だ。
「七本槍」という銘柄は、秀吉を天下人へと導いた七人の若武者、「賤ヶ岳の七本槍」にちなむ。ラベルの文字は一部、魯山人の篆刻を使用しているそうだ。
ベンチや杉玉がかっこいい。やはりここで、日本酒を所望するH氏。はい1本、お買い上げ〜。
商店街の街灯も、もちろん家紋つきの七本槍だ。
1階と2階の間に、びっしりと模様の瓦がラインになっている↓
なにげなく格子の素敵な古いお家だけど。
なにげなく屋根も丁寧に作ってあり、凝っている〜!
「文化交流館 きのもと交遊館」
元は滋賀銀行だった建物を改装し、観光客や町民が集う文化交流施設に利用している。
昔の銀行は、意匠もおしゃれでカッコイイ。