卒業式
Kちゃんの卒業式のため、夫婦で京都へ。
本人は答辞リハがあるため、最後の日というのに5時起き6時出発という強行軍だ。それにつきあう先生方も大変。
自動的に強制早起きをした私は、彼女を送ったあと、ふとした気のゆるみでマンガ『草子ブックガイド』の2巻をウチで立ち読み。ペラッと開いたページは『銀河鉄道の夜』のブックガイドだ。言わずとしれた宮沢賢治の名作で、草子の解釈に感動のあまり泣きそうに。
いやいや泣きそうになるのは、早いって。
「体育館は冷蔵庫みたいに極寒の地」というKちゃんの言に従って、ずいぶんな厚着をし黒い雪だるまのような格好だったが、意外にも温かい。そういや天気予報も「春の嵐」って言ってたっけ。
答辞は例によって堂々のしゃべくり。笑いもボケもツッコミもあり、関西弁満載で、体言止め過多。文章にうるさい真面目な教師には不評だろうが、娘曰く「校長が目頭を熱くしてはった」。でもまさか、親への感謝を卒業式の答辞で聞かされるとは。私も危なかったよ。
最後の子どもが高校を卒業すると、「子育て卒業」を神様から言い渡された気分になり、肩の荷が降りたというか脱力したというか。まぁ「ケアする」という責任の部分だけで、経済的にはまだまだ厳しいんだけどね(苦笑) それでも「塾」がなくなるので、ずいぶんラクにはなるんだけど。
式のあと、制服のボタンはすべて、後輩女子たちにもらわれたそうだ。希望者過多によりじゃんけんで(笑) 浮いたウワサはないけど、Kちゃんは今流行のハンサムウーマンか?? 新島八重を越えてはばたけ、Kちゃん!