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紙魚子の小部屋 パート2 plus はてな版 (2009年9月〜)

平凡な主婦の日常と非日常なおでかけ記録、テレビやラジオや読書の感想文、家族のスクープなどを書いています。

紙魚子(しみこ)のおでかけのあれこれ、ユニークな家族、節操のない読書、テレビやラジオの感想、お買い物などを書いています。

ハレルヤ・ドライブ

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 今日はデイの日なので、9時過ぎから4時半までは自由時間。いいお天気だし、いっちょ永源寺図書館まで行って、かつての同僚さんたちにお会いしてくるか。と、思いつきで出かける。

 いちおうグーグルマップで道や目印を把握して出かけたが、使い慣れない道はやはりドキドキして、いまひとつ正解の道なのか自信が無い。それでも何度か来たことはあるので、見覚えのあるランドマークを見るとホッとして、「大丈夫、大丈夫」と胸をなでおろす。

 今回は珍しく、迷うこと無くちゃんと来られた。しかし扉の前に立ちボーゼン。「本日は館内整理日のため、休館いたします」。

 でも考えてみたら、本を借りに来たわけじゃなく(第一市民じゃないので借りられない)、かつての同僚さんたちに会いにきたのが目的だから、問題ないのでは? 逆にお客さん対応がないから、元同僚さんたちとゆっくりできるのでは?

 ということで、彼女らとお昼を一緒にたべて、「あまちゃんトークで盛り上がったりして、懐かしい人たちと再会出来て、ほんのり。

 片道約1時間の道のりを帰途に向かう。途中「如来」という地名の信号とバス停があり、うっとり妄想する。

「ご住所はどこですか?」「如来です」。ステキすぎる!

 寄り道は、懐かしい八日市のケーキ屋さん「いせとう」で、昔から一度食べてみたかった「和三盆ロールケーキ」を購入する。買った時点で、すでに満足。

 近江八幡に入って、麦畑ゾーンの道を選んで帰る。先々週から目をつけていた麦畑の一角があるのだ。麦の穂の毛足がやけに長くて、風になびく様が髪がうねるように美しかったのだ。これは麦秋の頃に、もう一度来なくては。今日がまさにそのチャンスかも。

 他の麦はまだ黄緑で、これから麦秋をむかえようかという様子だが、例の麦畑は一足早い麦秋で、すでに黄金色がかっている。遠目から見れば、あの「星の王子さま」に登場したキツネの言葉にある「王子さまの髪を思い出す」かのような、なめらかな金髪のそよぎだった。

 子どもの頃、繰り返し読んだ「星の王子さま」。サハラ砂漠のハチミツ色と、王子の髪のような麦畑のことは、ずっと妄想を重ねた憧れだった。やっと実物を見た思いで、満足する。

 楽しい事がてんこ盛りだった、晴天の「ハレルヤ・ドライブ」。