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紙魚子の小部屋 パート2 plus はてな版 (2009年9月〜)

平凡な主婦の日常と非日常なおでかけ記録、テレビやラジオや読書の感想文、家族のスクープなどを書いています。

紙魚子(しみこ)のおでかけのあれこれ、ユニークな家族、節操のない読書、テレビやラジオの感想、お買い物などを書いています。

わくわくバス旅行始まる。

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 天気予報ではその日、京都・36℃の猛暑日と予言された。

 昨夜は嬉しさのあまり寝付けなかったのに、5時半に起床して、サッシや窓を閉めてカーテンや障子も閉めて、早朝の心地よい冷気を家の中に閉じ込めるのだ。これで少なくとも、午前中はなんとかしのげる。

 朝家事をしつつ、大急ぎで出かける用意も平行して行う。おおよそ前日に準備済みなのだが、たとえば水筒にお茶を入れるとか、朝食の済んだ人の分から食器を洗って行くとか。急な雨が降るかもという予報もあるので、日傘と雨傘をダブルで持って行く。猛暑とはいえ乗り物内は冷えそうなので、カーディガンを持参し靴下も履く。

 待ち合わせた電車でれんくみさんと落ち合ったとき、「うれしくて、昨日は寝られませんでしたよ!」「私も!」。中2どころか小学生だ。

 ほどよく間に合う電車はなかったので、ちょっと早めに着いてバス乗り場に向かい、チケットを購入する。5日前に予約したのに前から2番目の席だ。観光バスは市バスより目線が高いので、いやがおうにもテンションが高まる。

 京都駅を出ると、すぐに改修中の東本願寺を左手に見て五条通りへ。牛若丸と弁慶の御所人形風の可愛い石像を右手に見ると、すぐ五条大橋に入る。

 四条から川端通に入ると鴨川沿いのお店は、こぞって鴨川納涼床を組み上げている。京都では、ビアガーデンより納涼床なのかも。川風に吹かれながらせせらぎの音を聞きながら。

 ところどころに植えられた百日紅さるすべり)は、桜色もショッキングピンクも紅色も満開だ。

 高校、大学と頻繁に行き来した三条大橋は、平日も盛況。

 閑静な知恩院界隈の道に入り、知恩院前の駐車場でバスを降りる。

 れんくみさんと、「知恩院行ったねえ、土砂降りで雷鳴って」と懐かしく思い出す。そのあと三門に昇ったら、激しい雨に洗われた緑が、感動的に美しかったっけ。「華頂山」という巨大な扁額も、ごく間近で見たのだ。