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紙魚子の小部屋 パート2 plus はてな版 (2009年9月〜)

平凡な主婦の日常と非日常なおでかけ記録、テレビやラジオや読書の感想文、家族のスクープなどを書いています。

紙魚子(しみこ)のおでかけのあれこれ、ユニークな家族、節操のない読書、テレビやラジオの感想、お買い物などを書いています。

奈良日和

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 会期は9月の半ばだけれど、来月は予定が順次入り始めているので、8月中に行っておこうと思い立ち、奈良国立博物館「みほとけのかたち」展を見に行く。国立博物館パスポートが使えるので、入場料はフリーだしね。  奈良はいつもは近鉄で行くのだれど、今日は乗り継ぎがすぐだったので、成り行き任せでそのままJRに乗ってみた。たまには違うルートもいいかもしれない。ロングシートの普通電車はいつ到着できるかわからないので、途中いい具合にやってきた「大和路快速」に乗り換える。快適なボックスシートなので、ウキウキ気分。  ああ、奈良に来たよ!  風景的には滋賀県と変わらないのに、空気感はまるで違う。奈良のくうきを吸いに来ましたといいたいくらい、奈良にいるだけでうっとりする。  電車内で、お昼をどこにするかを検討吟味する。情報雑誌の奈良特集の一部を切り取ってきたのを参考にする。火曜は定休日が多いので要注意。結局、奈良博にいちばん近い場所に決める。時間も体力もないからね。  ところが東大寺門前、博物館斜交いにある観光客収容所とおぼしき「夢風ひろば」という場所に迷い込んだ。レストランやカフェ、甘味どころやおみやげ、雑貨などのお店を一同に集めた食の広場だ。  風鈴が縦横無尽に下げられ、遠慮気味に音をたてていた。ちょっと内田百けんの小説に出て来そうな、シュールで不思議な雰囲気だ。  結局は、日本料理のお店でランチとあいなった。これも成り行き任せ。でも若草山を見ながらの日本料理のセットは、結果オーライ。  お店を出て、奈良博に向かう。道を横切ると、古都の観光地には付き物の、人力車が駐車中。  鹿とたわむれる楽しげな男子たちの声が、微笑ましい。