神戸元町商店街
今月末にて閉店される、神戸の海文堂書店のHPを日々みているうちに、矢も楯もたまらなくなり神戸に出立する。運命に導かれるように電車に乗る。
昨日綿密に時間計算したら、元町には2時間半滞在できる。実際のところ、1本早い電車に乗れたので、3時間滞在できた。
三宮のどこか寂しい感じとは裏腹に、元町は賑わっていた。そうだ、私が30年前に来た神戸は、主に元町だったのだ。
交番にすら、ハイカラな風が吹いている。
おなじみマンホールデザイン。神戸の山には、神戸市の市章とイカリのマークがかたどられているのだ。
神戸名物高架下建築を横に見ながら歩くと、牛さん登場!?
なるほど、ホルモン屋さんのおしゃれな看板牛なわけね。
お店に入る余裕はないけど「ユーハイム」本店があることを知り、気持ちがあがる。京都の高島屋の向かいに「ユーハイム」ビルがあった頃、ひとりでよくいちごショート食べにいったっけ。なつかしー!
30年前に、絵に描いたような銀のカレー容器にたっぷり入ったカレーを食べた老舗洋食店「伊藤グリル」が健在だったので、うれしくて入ろうとするも、オープン10分前だったので、残念ながらスルーした。そうそう、1本早い電車で来たことを忘れていたよ。
「伊藤グリル」は、南京町の入口ちかくにある。
そして計画通り、もう少し先の「純喫茶サントス」にてホットケーキを注文する。
こういう落ち着いた雰囲気の、シンプルな喫茶店って、いまは少数派かも。ホットケーキはメープルシロップが甘すぎずベタつかず、やたら美味しかった。ホットコーヒーは、普通の喫茶店の1.5倍くらい、なみなみと。それで650円。本を買う気満々で来たので、うれしい。
商店街の両側にある素敵なお店たちが誘惑してくれるが、先を急ぐ旅なので、もしかしたら帰りにね、と気持ちをなだめながら海文堂書店まで浮気せずに歩く。
鞄屋さんがやたらあったけど、このお店が一番キッチュな品揃えかも。猫の顔とか犬の顔のカバン、すごいインパクトだった。
次回はいよいよ、海文堂に進撃だ!