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紙魚子の小部屋 パート2 plus はてな版 (2009年9月〜)

平凡な主婦の日常と非日常なおでかけ記録、テレビやラジオや読書の感想文、家族のスクープなどを書いています。

紙魚子(しみこ)のおでかけのあれこれ、ユニークな家族、節操のない読書、テレビやラジオの感想、お買い物などを書いています。

同志社大学にて

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 そそくさとお昼を食べ地下鉄で2駅くらいの今出川まで行き、集合場所の改札前へ。

 ツアーには平均年齢60オーバーくらいの参加者が終結。ほぼ2年ぶりに案内人の小嶋一郎先生を間近に見る。相変わらず若々しいが、ぐっと頭に白いものが増えていた。2年の間にあれこれご苦労もあったことだろう。

 初めて先生のツアーに参加して、私は寺院仏閣巡りの面白さに開眼したのだった。ツアー以前の私が2次元の神社仏閣しか知らなかったとしたら、ツアー以降は3次元で味わえるようになったと断言出来る。それくらい大幅な開眼だ。たいへんな恩師、である。

 今出川の駅を上がれば、すぐに同志社だ。同志社の北門には相国寺があり、南門のあたりには、かつては公家屋敷があったそうだ。

 キャンパス内にも相国寺塔頭があったそうだ。最新の建物である良心館は、そんな塔頭のひとつ、鹿苑寺の遺構の上に立てられている。寺院の遺構のうえに、プロテスタントの学校があるなんて、ちょっと不思議。

 

 同志社で一番新しい良心館↑

 良心館内部の廊下が一部シースルーになっており、遺構を見る事が出来る↑

 キャンパス内で一番古い建物であり、草創期に最も近いと言われている「彰栄館」。さすがの威風堂々ぶり↓

 プロテスタント系では、日本で一番古いと言われているチャペル(礼拝堂)↓同級生がここで結婚式をあげたのがうらやましかった、という小嶋先生の懐かしい個人的な回想が差し挟まれる

 小嶋先生も、学生の間はその存在を知らなかったというマイナーモニュメント。

 大正時代の留学生、鄭芝溶(チョンジョン)の鴨川を歌った詩碑。韓国に帰国してからは、「韓国現代詩の父」といわれるほどの方だったらしい。

 やはり韓国の国民的詩人、尹(ユン)東柱(ドンジュ)の詩碑。1942年から2年間同志社に留学したが、ハングルで作詩をおこなったため、治安維持法にひっかかり逮捕され、刑務所内で死亡。「死ぬ日まで天を仰ぎ一点の恥なきことを」で始まる詩は、韓国人は誰もが知っているそうだ。