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紙魚子の小部屋 パート2 plus はてな版 (2009年9月〜)

平凡な主婦の日常と非日常なおでかけ記録、テレビやラジオや読書の感想文、家族のスクープなどを書いています。

紙魚子(しみこ)のおでかけのあれこれ、ユニークな家族、節操のない読書、テレビやラジオの感想、お買い物などを書いています。

着物でGO!

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今年の夏に、レンタル着物店の「振り袖モニター」のバイトをしたKちゃん。むろんこれは、市場調査を兼ねた販路獲得の手段に違いないのだが、まさかKちゃんが「着物を着たがる」などと露ほども予想せず、それ以前に「成人式に出席する」ことすら怪しいだろうと、私もH氏も考えていた。

 しかし私たちは重大なミスを冒していたのだ。Kちゃんが、我家で唯一ともいえるほどの常識人であり、誰よりもきめ細かく人間関係を大切にし、そのための横並びを尊ぶ人だったということを、すっかり忘れていたのだった。

 そのため「成人式には着物を着る」と言われた時には、心の準備もお金の準備もしておらず、至急、心の準備から開始した。どんどん送られていた着物カタログに目を通し、そこに書いてある数字を目を丸くして眺め、カタログから目をあげて遠い目をするのだった。

 成人式は1年後とはいえ、今年の成人式が済んですぐ、来年の成人式のレンタルを開始ということで、昨年末早々に予約を入れることになってしまった。ということで、京都の店舗まで母娘で出向き、たいへん感じのよいスタッフさんのお出迎えを受け、あらかじめカタログでチョイスしたものを見てもらい、方向性や嗜好を理解してもらう。

 この準備の怠り無さが幸いしたのか、的確なスタッフさんのチョイスと、明確なイメージを持ち、似合うかどうかを直感的に判断する母娘があいまって、予想以上にスムーズに決定していった。振り袖の海に溺れ、どんだけ時間がかかるかという危惧は杞憂に終わった。

 

 が!!

 着物のおそろしいところは、小物がたんまりとひかえているところだ(だからこそ、面白いともいえるのだが)。帯や帯締めまでは的確に判断を下していたKちゃんだったが、なれない着物の重さに疲れ、立ちっ放しにも疲れたあげく、セレクトすることにも疲れが見え始めた。それでも最後の力を振り絞り、なんとか「つまみ細工の髪飾り」までたどり着いた。この間、ほぼ3時間。お疲れ〜!

 担当スタッフさんのチョイスの正しさや、予算内に収めることに力を注いでくださったおかげで、予想以上にリーズナブルにまとめることが出来、その点でも安堵した。身の丈にあった成人式準備ができ、第1段階は、めでたしめでたし。