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紙魚子の小部屋 パート2 plus はてな版 (2009年9月〜)

平凡な主婦の日常と非日常なおでかけ記録、テレビやラジオや読書の感想文、家族のスクープなどを書いています。

紙魚子(しみこ)のおでかけのあれこれ、ユニークな家族、節操のない読書、テレビやラジオの感想、お買い物などを書いています。

パン屋でいちばん大事なもの。

以前の記事「紙魚子の小部屋」は下のリンク集から読めます。

 京都に行くKちゃんに、きのう頼み事をした。いしいしんじさんが、「ぼくの最新刊は本屋ではなくパン屋に置いてある」と書いてある新聞記事を読んだのと、その前に読書会の2次会で、そういう話をきいていたからだ。

 地下街「ポルタ」にある「進々堂」というパン屋さんに、いしいしんじさんの「毎日のパン」っていう冊子が置いてあって、ご自由にお取りくださいっていうことらしいし、もらってきてくれへん? 

 百周年を記念して、作家さんにパンの小説を書いてもらうなんて、すごくお洒落だ。

 ということで、パンを買ってもらってきてくれた。

 昨日、近くのパン屋さん「ベーカリーイースト」で、食パンとサツマイモパン(「きんとん」がはいっている)とクリームパンを買って、お昼にクリームパンを食べてみたら、えらく美味しかった。しばらくクリームパンを食べていなかったが、その間にずいぶんバージョンアップをしたらしい。

 という話を、クリームパン愛好家のKちゃんにしたら、

 「うん、あそこのクリームパンはおいしいねん。『ぶらんち』に迫る勢いや。

 といったので

 「え? 『ぶらんち』には勝ってると思うけど」

 と、かえしたら、意外な切り返しがきた。

 「『ぶらんち』はなあ、あの茶色い紙袋がええねん! あの、茶色い紙袋特有の匂いに食パンの匂いが混じっているのが、なんともいえへん。紙袋に入っているというだけで、『ぶらんち』はダントツや。」

 と、パン屋と紙袋のマリアージュについて、熱く語り出したではないか。

「ウチがもし、パン屋をやるんやったら、絶対、茶色い紙袋にパンを入れる! ほいで紙袋には、地味なお店のロゴ以外は、入れたらあかん。できるだけなんにも書いてへん茶色い紙袋がええねん。ビニール袋に入ってるだけで、パン屋は減点や。もし『ぶらんち』がビニール袋を使うようになったら、ウチは『ぶらんち』を裏切る!!」

 なるほどねえ。食品と紙袋は相性がいい気もする。匂いに敏感なひとなので、そういう点でも感じるものがあるのかもしれない。

 ・・・んん? あれ? よくよく考えてみたら、私が子どもたちにサンドイッチのお弁当を作ったとき、結構ペーパーバッグに入れてたような記憶が。もちろん、本体はラップで包んでいたが、それをパッケージプラザ「オリトメ」で買ったペーパーバッグに入れていたような。

 実は「刷り込み」だったのかも(汗) けど、感覚的には同感だ。