城南宮で平安気分。源氏物語のお庭編
以前の記事「紙魚子の小部屋」は下のリンク集から読めます。
そう、ここは源氏物語に登場する植物を網羅した庭園でもあるのだ。例えばこんな風に。
イチイはアイヌ語でアララギっていうのか〜。勉強になるな〜。
そして、美しく手入れの行き届いた様は、驚くべきものがある。
このヒバの立ち姿や葉のつきかたの美しさといったら。
注連縄を巻いた樹木はよく見るが、瓦屋根の祠まであるとは!
また、王朝の雅を伝える行事「曲水の宴」がおこなわれるのでも有名な場所なので、「遣り水」と呼ばれる蛇行した小川が作られている。
植物の配置やバランス、
飛び石の置き方、
水紋の模様までが麗しい。
奥にある池のまわりは、堂々たる樹木に囲まれている。
手前の大木にはノキシノブがびっしりと、仙人のヒゲのように生えている。源氏物語のなにかの暗喩のようで、面白い。
そんな風に樹木も趣があるが、
もっと小さな植物も、負けず劣らず美しい。
地表を覆う苔だ。
アップ!
遣り水とも、
庭石ともベストマッチ。
もちろんここには、藤棚は必須でしょう。
落葉した柏の木を見ていると、あわれな柏木を忍ばずにはいられない。