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紙魚子の小部屋 パート2 plus はてな版 (2009年9月〜)

平凡な主婦の日常と非日常なおでかけ記録、テレビやラジオや読書の感想文、家族のスクープなどを書いています。

紙魚子(しみこ)のおでかけのあれこれ、ユニークな家族、節操のない読書、テレビやラジオの感想、お買い物などを書いています。

青春、リターン!

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 今年の誕生日には、自分へのプレゼントとして、久しぶりに「青春18キップ」を買う事が出来た。

 ブログを始める前の年くらいに、Kちゃんと四国に行った時、さまざまな交通機関を使ったひとつに「青春18キップ」も利用した。最寄りの駅から姫路まで行き、次は乗り継ぎがないので泣く泣く新幹線で岡山まで、そこから四国の高松まで「快速マリンライナー」に乗り、右手に瀬戸内の島々、左手に石油コンビナートを見ながら、ハイテンションで海を渡った記憶がある。

 

 だからブログを始めてからは、初の「青春18キップの旅」をすることになる。いままではひとりで使い切る事ができなかったので、購入は控えていたのだけれど、今年はKちゃんと折半して使う事ができるので、2回くらいしか使えなくても、ムダにはならない。

 で、先週の金曜日に第1弾をスタートさせた。

 まだ病み上がりで万全な体調でなく、ゴハンも一人前は無理かもしれない、という状態だったので、行く場所は1カ所に絞った。しかも岐阜駅構内の輸入雑貨のお店という、私にしては珍しい「歩かない旅」。東方向にはあまり出向かないので、車窓の風景をみるだけでも物珍しいだろうから、これでよしとする。

 東海道本線を一路東へ、というシンプルなコースだけど、乗り換えは2回。米原と大垣と。米原まではわりにお馴染みなんだけど、米原からはむしろ北陸線に乗って長浜まで、というルートが多い。見慣れていないだけかもしれないけど、米原ー大垣間の風景はそれは牧歌的。昔ながらの風情がある田んぼと、枝先を紅色に染めて春の準備をしている樹々がつらなる山々が流れさるのを、ぼんやり眺めているだけでも楽しい。そしてこの区間には「関ヶ原駅」がある。

 まわりを見回してもなにもない景色に、駅で大々的にアピールしているこの看板が、妙に心に刺さった。

 米原でも大垣でもスムーズに乗り継げた上、座れる程度の込み具合だったので、体力を温存しつつ岐阜駅に到着した。

 到着したのは12時前だったので、さきに腹ごしらえを、と駅の食堂街をぐるりと一周。少量でおいしいものを食べる、なおかつアッサリ系で、ということを総合的に判断すると回転寿司に決定。回転といえど、皿の色によって100円単位で値段が変わるタイプの、ちょっと高級な回転寿司だ。

 まわりのサラリーマンのおじさんやおにーさんが、お得でボリュームのある寿司ランチを注文するなか、みる貝や白子、つぶ貝やボタンエビをつまんだあげく、カウンタ―内の職人のおじさんにホタルイカを注文するツワモノのおばさんと化したのだった。