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紙魚子の小部屋 パート2 plus はてな版 (2009年9月〜)

平凡な主婦の日常と非日常なおでかけ記録、テレビやラジオや読書の感想文、家族のスクープなどを書いています。

紙魚子(しみこ)のおでかけのあれこれ、ユニークな家族、節操のない読書、テレビやラジオの感想、お買い物などを書いています。

角屋の台所

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 島原界隈をぶらぶらしたけど、早めに角屋についてしまった。  スタッフさん数名が「おかえりなさい♡」と迎えてくださる。私がぶら下げた宮武の袋に目を留めたスタッフさん(宮武を紹介してくださった方)が「あ、(宮武に)入れたんですね♡」と、うれしそうに口火を切ると、他の方が感心したように「よく入れましたねえ」「前にいらしたお客さんは、すごく待たないといけなかったから、入れなかったっておっしゃってましたよ」「ラッキーですねえ〜♡」「時間帯にもよるのかしら?」と、すっかり話題の人になってしまう(笑)  時間までもう一度しっかり、三和土にある台所を見学。揚屋は、お寺の庫裏と同程度の広い台所を所有している。  お正月など特別な時しか使わない、荒神さまを祀る飾り竈(かまど)。  くり抜かれた角屋の家紋「蔓三つ蔦」の横に、大黒柱がみえる。  煤で真っ黒な天井と、明かり取り窓。  上方の側面も、おなじく煤で黒くなっている。  整然とならぶ竈口。  水回りと棚。背の高い人向きだなあ。  床が石だから、冬場は冷えるだろうなあ。  天井や狭い窓から差し込む光はハンパない。昔の人の知恵は、やっぱりすごい。  帳場の衝立にも家紋が。  はい、これで一巡。  地続きで井戸のある場所へ。  出ました! 新撰組の刀傷。  防火用水?にも家紋が。  家紋を染め抜いた暖簾も展示。  なにげに木目が美しい。  屋根が少し切れて、スキマが吹抜けになっている場所に、あの二本の巨大な槐がある。  下から見上げると、  なんとなく『星の王子さま』のバオバブめいている。  ひっそりと神棚。  そしてなんと!  自然の力を利用した、江戸時代の冷蔵庫!  ・・・あ、そろそろ2階の見学が始まる時間だ!