ときめき旅のトリは「きんせ旅館」。
急ぎ足で「きんせ旅館」に戻ってみれば、そろそろ開けようかいな・・・という若き日の堀内孝雄似の店主さんがいた。少しだけ待って、ワクワクしながら玄関に。
うおおおお〜! なんじゃこりゃ〜♡♡
即座に店主さんに写真撮影の許可をとった。他のお客様を写さないならいいです、とのこと。うふふ、今のところ客は、私ひとりだもんね。
おおお〜♡
おおおおお〜♡ これがウワサの泰山タイルだ!
天井も照明もステンドグラスも置いてあるあれこれも!! すべてがワンダフルだ!
小さな小物に至るまで、有り余るセンスが。
ささやかなロビーには、モザイクタイル。
スタッフルームには、燕のステンドグラス。
磨りガラスの模様も、うっとりなレトロ。
和の花、牡丹のステンドグラスというのも、いかにも。
喫茶室は、かなり薄暗い。テーブルにつくと、水と一緒にカップキャンドルを持ってきてくださった。アダルトでムーディ。
夜はバーになるけれど、こんな場所で口説かれたらヤバいぞ(いや、もうそれはナイって・苦笑)
カーブする格天井、あちこちにはめ込まれたステンドグラス、シックな照明。
隣には、こんなスタンドがあった(うっとり)。
バックにはこんなツガイの羽ばたく鳥たちのステンドグラスが。
スタンドの下には、ひっそりとクールなネコが鎮座していた。
壁にはめ込まれた鏡は、壁際の照明の光を受けて、部屋を広く見せる。
ほんやりとした光の門の向こう側には、もうひとつの空間がある。
黒ネコの掛け時計が、シッポの振り子をせわしなく振っていた。
その日は春なのにわりと暑かったので、ここに似合うはずのコーヒーじゃなく、パインジュースを注文し、飲み干して退出。
「きんせ旅館」ステキすぎます!! ときめき旅のラストに、ふさわしい物件でした。