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紙魚子の小部屋 パート2 plus はてな版 (2009年9月〜)

平凡な主婦の日常と非日常なおでかけ記録、テレビやラジオや読書の感想文、家族のスクープなどを書いています。

紙魚子(しみこ)のおでかけのあれこれ、ユニークな家族、節操のない読書、テレビやラジオの感想、お買い物などを書いています。

まもなく「消しゴム忌」

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 4月25日から梅田ロフトにて、「ナンシー関の顔面遊園地」が開催されている。彼女と連載対談もし、生前仲のよかった町田広美氏がナンシー関の13回忌を機に、メインで企画したようだ。これは外せない。ということで初日に出かけた。

 展示品は、彼女が彫ったナマ消しゴムハンコと、それを押したもの。消しゴムハンコをスタンプした高級品(グッチのモカシンやウエディングドレス)、著作から抜粋した文章のセレクション。あとはグッズ売り場も楽しみだ。

 やっと人に道を聞かなくても梅田ロフトまでたどり着けるようになった。長い道のりだった。

 これだけ多くの人に支持され、絶賛され、愛された文筆業の人って、いままでいただろうか? というくらい故人となった今も、その存在感、もしくは不在感は大きい。だから、金曜平日お昼前だというのに、昨年のみうらじゅんの展示の3倍くらいの人の入りだ。

 もっとも展示の芸においては、はるかにみうらじゅんの方が上。カテゴリー別に、四角四面にまとまった消しゴムハンコを、ひとつひとつ見ていくのは、ある意味苦行。よほどの「ナンシー好き」でないと、つい流したり飛ばしたりしてみてしまうかも(汗)

 それでも選び抜かれたナンシーの言葉に、感心したり、笑ってしまったり、うなずいたり。関家は家族中が格闘技好きで、相撲中継のときのアツい一家(とくに父)の様子や、千代の富士の件で、何度でも父にだまされてしまう子どもの頃のナンシーの逸話が微笑ましい。彼女が無類のシール好きだった、というのも大共感だ。

というわけで、買ってしまいました。「動物シール(とり)」と「よくできました」シール。

 入口でプレゼントがあるのは、ロフトのお約束。お寿司の栞の裏には「おにぎりください」という言葉が。

 

 世界文化社の本を買うともらえる「ナンシーうちわ」。もってない本があったので、買ってみた。

 買おうかどうか悩みに悩んでいた「評伝」も、このさい買ってしまった。とりあえずマスキングテープもひとつ購入。

 なんのかんのいって、1時間以上見てました。足が棒(疲) でもナンシー好きには、回顧展としての意味はあったと思う。じっくりと見せていただいたので、6月12日の「消しゴム忌」(勝手に命名)には、しみじみとナンシーを偲ぶつもりだ。