信楽へ
以前の記事「紙魚子の小部屋」は下のリンク集から読めます。
ご招待券があったので、春季特別展「江戸の異国万華鏡―更紗・びいどろ・阿蘭陀」を開催中のMIHOミュージアムへ。
信楽に到着。街中の看板で、非常に完成度の低いトリの絵があり、ほのぼのする。
山の中にあるのは木曽路だけではない。信楽のMIHOミュージアムだって山の中にある。車でなければアクセスが大変な場所だ。信楽高原鉄道が昨年の台風からの復旧中で、現在運休中だからなおのこと。今日は車に乗せてもらって、みどり滴る中を走る。
いまは野生なら新緑と藤、植栽されたものならシャクナゲとツツジが美しいシーズン。車の窓を開けて、思う存分森林浴。
お昼はミホに行くまでの途中で、と思いつつも立ち寄りそびれ、ミホに到着。
駐車場の前で、ベルボーイのように行儀よく整列したあの赤い樹木は?
帰ってから調べると、霧島つつじだった。シュールなくらい赤い。
エントランスホールへの段々に、シャクナゲの鉢がひとつ。
エントランスホールに入り、ミホのレストラン向かいのパン売り場で、やたら美味しいパンを購入してから、ふたたびエントランスホールを出て、無料の電気自動車に乗り込む。
近未来的なメタリックなトンネルを抜けると、そこは美しいものの宝庫、MIHOミュージアム。現在は江戸時代の、更紗の布・ヨーロッパガラスの器・オランダ陶器などが陳列されている。
入口付近は、まるで社のような造りになっている。
トンネルを抜けて横をみれば、こんなかんじ↓
まずは、入場前に腹ごしらえ。さっきのパンを、玄関横のカフェテラスのようなスペースで、いただきまぁす♪ 先客は老夫婦。オレンジピールが入り、ほんのり甘いシトラスの香りがするオレンジパンも、さくさくしっとりで絶妙なバターの量のクロワッサンも、えっ!?というくらい美味しい。ここに来たら、お持ち帰りでもパン購入は必須!(実際お持ち帰り用に、帰りにもう一回、売り場に立ち寄った)
では、いよいよミュージアムへ。
階段をあがって玄関先からみると、こんなかんじ↓
入口と受付の中間点。雨風が直接吹き込まないように、広いスペースの空間が贅沢に取られている。
エントランスロビーからの風景。
たしかに山の中の桃源郷だ。これは三葉つつじか。
悠々と枝を伸ばした白い花は、朴(ほお)の木だ。
美術品に辿り着くまでにも、充分に美しいものだらけで、気持ちがのんびりできる。