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紙魚子の小部屋 パート2 plus はてな版 (2009年9月〜)

平凡な主婦の日常と非日常なおでかけ記録、テレビやラジオや読書の感想文、家族のスクープなどを書いています。

紙魚子(しみこ)のおでかけのあれこれ、ユニークな家族、節操のない読書、テレビやラジオの感想、お買い物などを書いています。

妖怪につかまる。

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 道端に建ち並ぶ飲食店やお土産物屋さんには、めもくれず、といいたいところだが、チラ見しつつ先を急いだ。

 ところが、なんとしたこと、素敵な手ぬぐい屋さんが目に入った。しかもデザインに見覚えがある。昨年大阪梅田ロフトの特設売り場に置いてあった「にじゆら」さんではないか!? そのときにも、非常に心惹かれる物品がいくつもあり、苦渋の選択をした覚えがある。キケンな匂いを感じつつ、抗いがたい企画とデザインに吸い寄せられるように店内に入ってしまう。

 昨年手ぬぐいは買ったが、あのときよりさらにバージョンアップした品揃えで、胸が高まる。パルピテーションの嵐の到来を予感させる。しかし、それは手ぬぐいではなく、別の部門にて発揮された。

 まさかのワッペンだ!

 しかも、まさかの「百鬼夜行絵巻」の妖怪デザインを忠実に再現したもの。もう嵐の渦中にいるしかない。

 そして向かいの壁には、なんと国芳猫の東海道53次姿態のワッペンが!!

 いや、国芳猫は制御可能だ。問題は百鬼夜行の方。しかも店員さんがおっしゃるには、「暗くすると光りますよ。夜光塗料の糸を使ってるんです。これがなかなかの迫力で」。 こうなるともう、すべての制御レバーがきいてくれない。妖怪につかまってしまった。店員さんの思う壷である。

 百鬼夜行なのだけど、99種類とか。いや99もあれば大したもんだと思いますよ。百にしちゃうと、百物語みたいに、やばいことになってはいけないという、社長さんの配慮かと。

 ということで、買ってしまいましたよ。

 「傘化け」「下々落々(ぶらぶら)」=オバケ提灯 「襖の大顔(おおかお)」「豆腐小憎」(左上より時計回りに)。ほかにもマニアックなのがいっぱいあったけど、泣く泣く絞り込んで。しかし、誰が「大顔」をワッペンにしようとか思う? 「豆腐小憎」にするか「茶運び小憎」にするかかは、随分悩んだよ。結局、茶を運んでるただの小憎にしかみえないだろうということで、妖怪としてはメジャーな方の豆腐小憎に決めた。

 その勢いを買って、手ぬぐいもオバケバージョンのを。

 いきなりの出費だったけど、割高な観光地なのでお昼を食いっぱぐれてもフォローできるよう、一応京都駅で非常食のパンを買ってあるからいいとしよう。