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紙魚子の小部屋 パート2 plus はてな版 (2009年9月〜)

平凡な主婦の日常と非日常なおでかけ記録、テレビやラジオや読書の感想文、家族のスクープなどを書いています。

紙魚子(しみこ)のおでかけのあれこれ、ユニークな家族、節操のない読書、テレビやラジオの感想、お買い物などを書いています。

夜になると秋。

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 今日はめっきり涼しくなった。以前は、お風呂上がりは飲み物必須なくらい暑かったのに、深夜の脱衣所は肌寒いくらい。季節はどんどん移り行く。

 サッシを網戸にした1Fの部屋に入ると、どっと虫の音で充満する。降るように押し寄せる虫の声。しかも色んな種類が。

 ときたまリーンと鈴を振るようなのは、鈴虫。いちばん多いコロコロ鳴くのは、コオロギだ。ウマオイは、名前も声もヒョウキンもの。姿は儚げなのにね。

 歌にもなった「ガチャガチャガチャガチャ、クツワムシ♪」の声は一度だけライブで聴いたことがあるが(畑にいたらしい)、たしかに絶え間ない無表情な機械音だった。そしてやたらデカイのだ。

 H氏などは、故・義父(彼にとっては父)が機械を付けっ放しにしていると思い込んで父親を叱っていたのだけど、犯人はクツワムシだった、という顛末もあり、クツワムシのことは生涯忘れないだろう。義父の「ちゃんと消した」という小さな声と、困ったような表情と、虫の声とともに。クツワムシはそれほどインパクトのある声だったのだ。

 そんなわけで夜はもう、すっかり秋の気配。