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紙魚子の小部屋 パート2 plus はてな版 (2009年9月〜)

平凡な主婦の日常と非日常なおでかけ記録、テレビやラジオや読書の感想文、家族のスクープなどを書いています。

紙魚子(しみこ)のおでかけのあれこれ、ユニークな家族、節操のない読書、テレビやラジオの感想、お買い物などを書いています。

国際交流会館へ

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 蔦の絡まるのはチャペルだけではない。

 こんな和風の瓦の乗った長い塀にも、ロマンチックに絡まっている。

 美しく紅葉して、見応えたっぷり。

 右手に折れる細い路地を覗き込めば、

 「無鄰庵」の向かいにある有名な高級料亭、「瓢亭」の塀だった。

 もちろん「おひとりさま」で「瓢亭」でランチなんぞ、笑えるくらいありえない。「おひとりさま」でなくても、ありえないけど。

 目的地はこちら。

 「京都市国際交流会館」だ。

 

 もちろん「おひとりさま」で国際交流をするため、2Fへ。

 舌と胃袋がフランス料理と交流するのだ(笑) 穴場のフレンチレストラン「ルヴェ ソン ヴェール岡崎」で、遅いランチ。東山を望む絶好のロケーション、竹脇無我岡田真澄のような隙のないスタッフさんたち、隣の席にはフランス語をしゃべる外国の人たちが数人談笑していた。耳も一方的に国際交流(「メルシ」くらいしかわからなかったが)。

 高校の卒業間際に基本的な「テーブルマナー教室」があったが(私立の女子校だったから?)、あれは本当に卒業後役立った。複数のナイフとフォークで食事なんて、結婚式に招待される以外はほぼないけど、このときも、それを思い出しつつナイフとフォークを操った。

 上品なサーブで前菜の「枝豆と貝柱のムース、水菜のサラダ添え」「なんちゃら鯛(名前を忘れた)のポワレ ダイコンのソース掛け」「ちいさいデザート2種、アーモンドパウダーのケーキとオレンジシャーベット」、バゲット2切れ(一つ目がなくなったら、サーブしてくださった)、最後にコーヒーで1620円。もう、気分はすっかり伯爵夫人だ(おおげさ)。

 伯爵夫人気分のまま、インクライン水力発電所を横に見つつ、地下鉄の蹴上駅まで徒歩だ。(え、馬車では?)

 蹴上駅の向かいには、赤煉瓦のトンネル「ねじりまんぽ」がある。

 第3代京都府知事、北垣国道の揮毫で「雄観奇想」(素晴らしい眺めと優れた考え)と書かれている。そしてこの扁額は、なんと粟田焼とか!『平安殿』とつながった!