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紙魚子の小部屋 パート2 plus はてな版 (2009年9月〜)

平凡な主婦の日常と非日常なおでかけ記録、テレビやラジオや読書の感想文、家族のスクープなどを書いています。

紙魚子(しみこ)のおでかけのあれこれ、ユニークな家族、節操のない読書、テレビやラジオの感想、お買い物などを書いています。

追悼、赤瀬川原平さん。

以前の記事「紙魚子の小部屋」は下のリンク集から読めます。

 赤瀬川原平さんが、地上から消えられた。ショックというよりは、ガッカリという感じ。

 彼のいろんな写真集を眺めては、さまざまな視点を教わった。普通の街中に、たくさんの面白いものが転がっていることも、彼の写真を通して知ることが出来た。

 何気ない風景が、「オモシロ」に激変する楽しさ。意外なベクトルから付けられたキャプションを読んで、そのひとの見方次第で対象が180度変わることも知った。

 見る人の柔軟な想像力による「見立て」や「置き換え」や「組合わせ」によって、鮮やかに変換する風景。じっくりとよくみれば、日常の中に、思いもしなかったものを発見したりとかね。

 本日の毎日新聞の記事では、

 2011年に胃がん脳卒中をわずらった後は、それぞれの病気から回復した王貞治長嶋茂雄両氏にたとえ「いやあ、ON(王、長嶋氏)両方やっちゃいました」と周囲を笑わせた。

とあった。いかにも赤瀬川さんらしい。

 目標とする人物のひとりであり、これからも心の師としたい方である。

12月21日(日曜日)まで「尾辻克彦×赤瀬川原平−文学と美術の多面体−」 が、町田市民文学館2階展示室で開催されているので、お近くの方はぜひ。

 (我が家の赤瀬川本たち)