街道をゆく!
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茅葺き屋根だったこともあり火災の多い集落だったので、ことさら火事には神経を遣っていたにちがいない。
ガイドのおじさんは、火災のために歴史的な建物がすべて失われている事を嘆いておられた。翻れば、千年前の建物が残っているって、それだけで奇跡的なことだと気づく。
歴史的町並みよりはむしろ、トタンの錆が織りなすストライプがキッチュで、目を惹く。
古いハシゴと屋根瓦、びっしりと蔦に覆われた上部のバランスは、もはや芸術的。
道と道沿いの家と山が三位一体となって、なんともいえない風情だ。
トタンで覆われた屋根の下には、藁葺き屋根があるらしい(@おじさん談)
突如ピラミッドのような大岩があったり、
二階の壁のデザインが、イギリスの酒場みたいなお家があったり、
曇りガラスをふんだんに使った、小粋な家があったりする。
入口のない鳥小屋のような出っ張りがあったり、火事除けのまじないで「水」の丸瓦が乗っていたりする。
熊川宿のマンホールを採取。紫陽花デザインだった。