レトロなダイニングキッチン
以前の記事「紙魚子の小部屋」は下のリンク集から読めます。
もう一度えっこらさと階段を降りて、1階に戻る。
受け付け前の奥にあるステンドグラスの扉を通り抜けると、もうひとつ扉があった。
まずは右手の台所へ。
ここで働いていた男衆のユニフォームか?
台所はフローリングで、当時最先端のダイニングキッチン。
椅子がやはり主人の?乙女趣味だ。バックの磨りガラスも、光を和らげてくれる。
大正末期から昭和初期にできたものだから、ダイニングテーブルに椅子にタイル張りの流しだが、さすがに「おくどさん」と和箪笥が混在している。洋風に統一できないくらい早い時期だったのだろう。箪笥の横にはトースターらしきものも。案内札には「天火」とあった。
それにしても部屋の中央にデンと位置し、煙突もなく、焚き口も小さそうなこの「おくどさん」で、ご飯を炊くのはむずかしかっただろう。
と思ったら、薪ではなく、ガス釜だった。なるほど納得〜。
ガラス戸一枚にも、さまざまな技法とデザインがある。
それにしてもおしゃれな椅子である。
廊下に出て
隣のお部屋に。
このときには、ギャラリーとして使われ、個人の絵の展示をされていたので、撮影禁止。
さらに奥の部屋へ。