二葉館の和室
和室は貞奴のお着物や鏡台や文机などもあったのに、なぜか一番のお気に入りがこれ↓
衝立にこんな絵って、見たこと無い! 絵の中の少年に、いたく心を動かされる。(どちらもピンぼけですみません・汗)
あとはひたすら灯りばかり撮っている。
和の女性っぽいのとか
貞奴の印である「流水に楓」の模様が入っているのとか
階段の踊り場のモダンな三角の灯りとか。
ちいさな玄関も、懐かしい感じでいい。豪奢よりも、工夫や丁寧な作りに好感度大だ。砂利を混ぜ込んだ三和土と、それより大きめの砂利を混ぜ込んだ踏み石(台?)が好き。
土壁の中に障子が嵌め込まれた不思議な玄関。格子の戸がついた段違いの下駄箱も風情がある。
そしてやっぱり照明。
ズーム!
この廊下の先はガラスで行き止まりだけど、
蔵が見える。なにしろ「電気王」といわれていただけあって、金持ちだから、蔵のひとつやふたつは、ね。まあ蔵自体はどうということもないが、丸瓦に注目。
飛び石が斬新。
「電気王」の面目躍如なのは、むしろこっちだ↓
配電盤があるなんて、さすがだ。
裏から配電盤をみたところ。
ということで、二葉館とはさようなら。時間的にもここまで。
「どやさ、どやさ〜!」と上流階級の人々にアピールする館より、男の乙女心を全開にして、プライベートを心安らぐ場所にした橦木館に、私は軍配をあげたい。やっぱり住まいは「見栄」じゃなく、「いかに寛げるか」が大事だよね。
路線バスで、行きの半分以下の時間で名古屋駅まで帰り、名古屋駅のアンパン専門店で、桃餡と日向夏餡の2種類を買って、帰途につく。東方面は、乗り換えが多いのがちょっと辛い所だけど、来春の青春18キップでは、豊橋にチャレンジも考え中。ただし、滞在時間は短いなあ。