オールJRで帰還。
こんどは自宅最寄りの駅までのオールJRなので、青春18キップが使い倒せる。岡山までは未知の風景をみることにもなるので、それもうれしい。
まずはしばらく乗って福山まで。ほどなく到着した福山という駅の特殊さに驚く。
線路の向こうが長く続く石垣! 石垣の上には城!!
鉄道の信号と電線、石垣と城の2セットのフォーショット。これがホームで間近に見える気持ちったら! うわあ、シュールだあ!
面白いので、いろんなパターンを撮ってみる。鉄路とビルとお城。
電車と石垣。
福山駅では15時前後にまたがり、乗り換え時間が20分程あったので、途中下車して改札を出て、「広島レモンケーキ」をバラで購入。次の乗り換え駅は兵庫県の相生で、2時間以上電車に乗りっ放しだ。途中下車する余裕がある乗り換えは、ここが最後になる。
福山駅を発車する。始発なので着席できる。
車窓から、いい感じのススキを沢山見て、ダイナミックだけどやさしいカーブを描く道をいくつも見た。退屈しない風景だ。雨は上がり、青空が戻って来た。
キレイな三角錐の山が印象的。
夕方に近づいて、哀愁を帯びた光に変って来る。
倉敷を通り過ぎるとき、ちょっと残念な気持ちがする。倉敷や津和野は、80年代に乙女だった女子には憧れの地なのだ。ここを素通りするのは、やはりちょっと残念だ。
17時を回って相生に到着。乗り換え2分で、滋賀県の草津までの新快速に乗る。今回もラッキーなことに座れる。兵庫、大阪、京都、滋賀を2時間以上かけて駆け抜けるのだから、そりゃ座れないとね。
網干駅前にあるポスト・オフィスの建物は、巨大な円筒形の赤いポストを象った外観で、ものすごいインパクトだ。
次の「はりま勝原」あたりでは、桃のようにキレイな、お尻に似たカタチの山並みを眺める。
神戸に着く頃には、夜のとばりが降りかけていた。
しかし、こんなに長距離の新快速があったなんてね。終点の草津からは、さらに新快速で2駅だけど、のりかえは同じホームで5分あるから、楽勝。帰りはハラハラすることもなく、オール着席でゆったりらくちんだったのでした。
ちなみに普通のキップで乗れば、片道の運賃は5400円。今日だけで、ほぼ青春18キップのもとをとったくらいの、お値打ち旅だったのでした。