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紙魚子の小部屋 パート2 plus はてな版 (2009年9月〜)

平凡な主婦の日常と非日常なおでかけ記録、テレビやラジオや読書の感想文、家族のスクープなどを書いています。

紙魚子(しみこ)のおでかけのあれこれ、ユニークな家族、節操のない読書、テレビやラジオの感想、お買い物などを書いています。

川床を楽しむ。

以前の記事「紙魚子の小部屋」は下のリンク集から読めます。

 川床については未知の世界だったので、あれこれ想像を巡らしていた。スキマのある板張りで、クラクラするような高さから川の流れがそのスキマから垣間見えるのかも、とか。

 場所によってはもしかすると、そんな場所もあるのかもしれないが、ここはお座敷風に畳敷きで、手すり越しに川が見えるという、絶景のロケーションだ。

 夜には提灯が灯り、一段と趣がありそう。ただし虫は寄って来るだろうな。

 人里離れた山奥なので、紅葉も早いのだろう。

 川底が見えそうなくらい、透き通った流れだ。まさに清流。

 最初の段階のお膳なので、ちょっと寂しい。ところが、ここに次々とお料理がやってきては、空の器が引き上げられる方式だった。

 メインディッシュは、焼きたての鮎の塩焼き。実は入口付近で焼いておられたので、そこそこ空腹だった私は、美味しそうな匂いに目眩がしそうだった。もちろん、熱々で皮がぱりぱりで塩加減もほどよく、美味しいのなんの。

 ひと心地付いて来し方をみれば、紅葉の間に吊り橋が透けて見える。

 次回はいつ来れるかわからない(もしくは二度と来れない?)ので、見飽きることのない景色を手すり越しに眺める。

 向かいの席の方々はごちそうさまの後、ちょっと散策に行かれた模様。

 まだ時間はあるけど、のんびりゆっくりとこの場所を味わう為に、私たちも席をたつ。川床と吊り橋と高雄に別れを告げよう。

 さよなら、紅葉の清流。

 さよなら、野趣あふれる川床。

 さよなら、吊り橋と北山杉の高雄。