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紙魚子の小部屋 パート2 plus はてな版 (2009年9月〜)

平凡な主婦の日常と非日常なおでかけ記録、テレビやラジオや読書の感想文、家族のスクープなどを書いています。

紙魚子(しみこ)のおでかけのあれこれ、ユニークな家族、節操のない読書、テレビやラジオの感想、お買い物などを書いています。

日野町を夫婦放浪

以前の記事「紙魚子の小部屋」は下のリンク集から読めます。

午前中は家事のあれこれをして、午後は夫婦で日野に出かける。「桟敷窓アート」見物を兼ねて、夫の同僚Mさんと落ち合い、夫の用事に付き合うため。

 この日は町民総出のイベントで、Mさんが中心になって陣頭指揮をとっており、このときは忙しさのピークだったので、しばらく夫婦でぶらぶらと時間をつぶす。

 まず日野祭りのシンボルともいうべき「ほいのぼり」のミニチュアが目にとまる。

これでも2メートル以上ありそうだが、実物はこれの3倍の大きさ。

 彼が「桟敷窓アート」で楽しみにしていた「鯛そうめん」は、「販売と同時に一瞬で完売」だったため、お昼は「揚げたこ焼き」と「コロッケ」(私はプラス「湖のくに生チーズケーキ」♡」)を、ぶらぶらと立ち食い。

 博物館を兼ねた近江商人館。企画展は蓄音機!

 骨董店の店先。この町には骨董店がよく似合う。

 祇園祭の山鉾のように専用の蔵に入った曳山。日野町には、現在16基の曳山が現存しているそうだ。さすがは近江商人の町。

 これは新町の「八景閣」と呼ばれているもの。年代物らしくみえたが、帰宅後調べてみたら、やはり文化4年(1807)頃建造されたらしい。かざり金具や正面脇間(わきま)の彫刻、上場(うわば)、欄間(らんま)の近江八景の彩色彫刻など装飾が豊富で、向拝(こうはい)付きの豪華な曳山だ。

 さて桟敷の並ぶ通りに。

 緋毛氈(ひもうせん)がひときわ目に映える。

 日野町の村井付近には、大変珍しい「桟敷窓(さじきまど)」と呼ばれている塀をしつらえた、昔ながらの商家が並んでいる。桟敷窓は、年に一度のお祭りを見るため「だけ」に作られた窓。

 道路側から中をのぞくと、こんな室礼によるおもてなしがされていた。

 片隅にはこんな古狸さんも。

 「桟敷窓アート」は、風情のある桟敷窓のある家をお借りして、落ち着きのある町並みの中で、地元の工芸作家さんの作品を展示、販売をするイベント。もちろん町民の方の協力で、名物の鯛そうめん、たこ焼きやコロッケなどの出店もあるし、子どもたちも楽しめるパフォーマンスやワークショップもある。

 板塀だけでなく、こんなコンクリートブロックの塀にも桟敷窓がついていた。

 今日はイベントが重なっていた為か、昨日よりぐんと人出が減っていたそうで、誰もいない裏通りも歩き、のんびりぶらぶら。のどかな秋日和の一日。