以前の「紙魚子の小部屋 パート2」はこちらhttp://blog.ap.teacup.com/tanukitei/から、 その前の「紙魚子の小部屋」はこちらhttp://ivory.ap.teacup.com/tanukitei/から。

紙魚子の小部屋 パート2 plus はてな版 (2009年9月〜)

平凡な主婦の日常と非日常なおでかけ記録、テレビやラジオや読書の感想文、家族のスクープなどを書いています。

紙魚子(しみこ)のおでかけのあれこれ、ユニークな家族、節操のない読書、テレビやラジオの感想、お買い物などを書いています。

企画展「比叡山〜みほとけの山」

以前の記事「紙魚子の小部屋」は下のリンク集から読めます。

25日の日曜日に、H氏が「行きたいとこ、ある?」と訊いたから、「大津の歴博に行きたい」と。「企画展 比叡山〜みほとけの山」が開催中なのだ。それにここに行くと裏切られることがない。いつも歴博学芸員さんの実力と遊び心にワクワクするのだ。

 大津市歴史博物館は三井寺の近くの高台にあるので、琵琶湖が見えるロケーションもバツグンの場所だ。

 

 滋賀県内の比叡山関係の仏像、神像を山のように観る。仏像好きには、外せない展示だ。(以下の写真は、図録よりお借りしました)

 ダンサブルな四天王と素朴な邪鬼、

<

 福助似のものすごく大きな地蔵菩薩さま、

 頭の化仏が素朴でかわいい十一面観音さま、

 完成度が高くてうっとりするくらい美しいのに、キャプションに「技巧に走りすぎている」と書かれている阿弥陀如来さま、

 高速級で「お迎え」にみえた観音さまのキャッチコピーは、「すっとんで『お迎え』にきました!」、

お迎えされる人が、すでに台座に乗ってるという珍しい絵では「準備万端、整いました」のコピーが!

 日吉大社でメインをはる(いっぱい狛犬さんがいらっしゃる神社なので)巨大で迫力満点の木造狛犬の存在感も格別! しかも狛犬で玉眼!

 いつもはすっとばす古文書関係も、キャプションやコピーがわかりやすいうえに面白過ぎて、じっくり見るハメに。おかげで信長の比叡山焼き討ちのあと、どんなに多くの人たちが大変な努力をして比叡山の復興を果たしたのか、よくわかった。

 相変わらず、いっぱい待たせてゴメン!!とH氏にあやまりつつ、いつものように三井寺の前の「開運そば」で、おやつ代わりの蕎麦をいただく。

 夕方には、柿の木を前景として、十三夜の夕月をみた。