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紙魚子の小部屋 パート2 plus はてな版 (2009年9月〜)

平凡な主婦の日常と非日常なおでかけ記録、テレビやラジオや読書の感想文、家族のスクープなどを書いています。

紙魚子(しみこ)のおでかけのあれこれ、ユニークな家族、節操のない読書、テレビやラジオの感想、お買い物などを書いています。

ハイグレードなウォークツアー!

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 夏の終わり頃、日本の名建築の写真集を図書館で借りて見た。富士屋ホテルやレイモンペイネ美術館など、気になる建物いくつかの中で、近場な物件も発見した。何度も行った京都の山崎にある物件である。

 「聴竹居」という、藤井厚二さんという昭和の建築家さんが建てた個人住宅。自然の風を通し、陽光を取り入れたり、熱を逃がしたりするエコな工夫に満ちている。昭和2年にこんなエコロジカル住宅が建てられていたとは! 

 もっと知りたい!というときに、インターネットは大活躍する。私はまったく知らなかったが、その筋(建築に興味のある人)には有名な物件らしいことが判明する。

 「環境共生住宅」とも呼ばれ、建築の専門家から熱い注目を集めているこの邸宅はまた、快適な住み心地や家族の団らんを追求し、機能的でありながら斬新で心地よいデザインが組み込まれ、さらに各所にサプライズも盛り込まれているのだ。

 いや、なにより写真をみて、一目惚れなのだ。これはぜひ訪ねてみたい物件だ。

 「聴竹居」で検索してみれば、たまには公開されているそうだ。しかし、あまりの人気で順番待ちだった、長時間待ちだったので入場をあきらめた、という記事まで目にする。予約すれば見学は可能みたいだけど、門外漢の私にはそこまでして・・・というほどの情熱はない(汗) そうやすやすとは見られないのか。

 と思っていた矢先、

「2015・京大山崎・錦秋の旅 講師と巡るハイグレードな大山崎探訪」という項目が目にとまる。訪問先をみれば、「妙喜庵(待庵)、聴竹居 宝積寺 離宮八幡宮 アサヒビール大山崎山荘美術館」とあるではないか!

 「宝積寺」や「アサヒビール大山崎山荘美術館」は複数回行っているおなじみの場所だが、大山崎山荘美術館のほうは、非公開のお茶室ふたつの見学が組み込まれている。

 しかも!

 まえまえから一度見たかった千利休の茶室、国宝・待庵が組み込まれているではないか! おまけにステキな「聴竹居」のなかで、美味しいというウワサの「聴竹居弁当」が食べられるなんて。

 これは参加せねば! 是非とも参加せねばっ! 

 こんなまたとない機会を逃してはならないので、違いのわかる晴れ女・れんくみさんもお誘いした。彼女はいつもながら、チョー多忙ななか参戦してくださった。複数回開催され日を選べたので、11月14日を選んだ。

 前日の天気予報では、残念ながら雨の予報だった。しかし、となりの向日町では一日中雨予報だったが、山崎の予報は午前中は曇り、15時より雨とあった。さすがはあっぱれ晴れ女!祝健闘である。そして現地にいって判明したのだが、もうひとり、自信満々な晴れ男の存在も明るみになったのであった。