東近江でハシゴ
11月21日というプレ「いいふーふな日」に、夫婦2人連れで午後からおでかけ。能登川のファブリカ村のイベント「作品展 自由なひつじたち」をチラとのぞき、かわいい毛糸玉を二つ購入。
次にお決まりの八日市図書館のぶっくるさんに立ち寄り、そこでふと見かけたポスターに釣られ(さんざん道に迷いながら)蒲生町の「ガリ版伝承館」へ。
飛鳥時代に額田王が袖を振った蒲生野の地。時を経て明治時代になり、その地でガリ版(謄写版印刷)が発祥した。そのガリ版創業者が、明治の終わりに建てられたお屋敷が、いまはガリ版伝承記念館に。企画展もよかったけど、建物も落ち着いた洋館。(色はペパーミントグリーンでアレですが・汗)
ステキな野の花の謄写版印刷(繊細なカラー!)がずらりと並び、夫婦で釘付け(笑) けっこうなお値段だけど、夫は買う気満々(でも結局は買わずじまい)。企画展は、とても「ガリ版」とは思えないような、丁寧で繊細な作品群だった。細い鉄筆で麦の穂先のしなやかな毛?まで描かれているし、濃淡や微妙な色合いなど、どんなテクニックを駆使しているのかと。もちろん版を重ねる回数もハンパない。
そして翌日は企画展ご本人の助田さんが、謄写版印刷の実演をされるそうなので、それに間に合うように行かなくちゃ。謄写版印刷の道具一式も購入できます!
実はひとりで行こうと思っていたのだけど、夫が運転手を申し出てくれたのでこういうことに。でもファブリカ村だけなら、八日市図書館にも寄らず、そしたらガリ版伝承館に行く事はなかったので、ケガの功名・・・あ、いえ、ケガではありませんよね(汗)
私は小学校の卒業文集や大学での作品集作りで、ガリ切りをした世代。原紙を切るとき力を入れすぎて、よく蝋紙を破りましたよ。非力なくせに筆圧は高めなので、わりに太い字だった気がする。蝋紙に曲線を切る難しさを知ってる旧い世代なのです。だからノスタルジー半分でよけいガリ版に興味が。
翌日は用事が重なりスキマ時間を縫うようにして、ガリ版伝承館へ。北陸なまりがほのぼのとステキな助田さんのガリ版講座を30分だけ聴いて、濃淡のある1色刷りの見本と作り方の説明を聞いたところで退出。
実はこの後11月の末にもう一度行き、ガリ版の小道具を買って、12月の半ばにあるガリ版教室の申込までするというハマり方(笑)
問題は「ガリ版教室」では年賀状をつくることになっていて、事前に絵柄やレイアウトを考えておくのだけど・・・私、今年は年賀状出さないし〜!
個人的には、「寒中お見舞い」かクリスマスカードにしちゃおうか!?と考え中。