新八日市駅
2年ちかくも八日市図書館で勤務したのに、一度も利用したことの無い「新八日市駅」にも立ち寄る。いつでもいけるからとたかを括っていたら、いつのまにかなくなっている、という悲劇を回避する為だ。もう随分「行きたい」と思っていた場所で、何度も何度も素通りしたが、やっと思いを果たすことが出来た。
鉄道番組には、「味わいのある駅舎」として、ときたまテレビや雑誌などで拝見することがある場所。ここだけではなく、滋賀県には江戸時代から明治、大正、昭和の初めまで対応出来るロケーションが各地にある。朝ドラ「あさが来た」だって、近江八幡の八幡堀が早々に登場している(あさの姉・はつが船に乗ってお嫁に行くシーン)。
「琵琶湖」だけではない、撮影場所にうってつけの地でもあるのだ。「琵琶湖」だってその広さを活かし、ときには「海」という設定でロケに使われているみたいだし。
そんな「味わいのある駅舎」の外観はこんな風だ↓
角にアールを取ったコンクリートの階段を上がる。
自販機が浮いて見える(汗)
一気に時をかけて過去に遡る。
懐かしい、長い長い木のベンチ。
木製の改札。
段のある狭いホーム。
レトロでシンプルな広告看板。
ホームには赤い「初詣 太郎坊宮」の幟が、はためいていた。
しっかりと駅舎の空気を味わって、帰途につく。
長年の悲願を果たすことのできた寄り道だった。