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紙魚子の小部屋 パート2 plus はてな版 (2009年9月〜)

平凡な主婦の日常と非日常なおでかけ記録、テレビやラジオや読書の感想文、家族のスクープなどを書いています。

紙魚子(しみこ)のおでかけのあれこれ、ユニークな家族、節操のない読書、テレビやラジオの感想、お買い物などを書いています。

お正月のたべもの

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 昨夜は実家から帰宅してからも、ごそごそと片付けたりしていたので、結局就寝は3時になり、8時過ぎ起床で初日の出を見そびれる。

 Kちゃんは横浜で、海からの初日の出を見たらしい。H氏はたぬき亭の2階のベランダから見たらしい。「めっちゃきれいやった!」「あんまりきれいやったから、思わず拝んでしもたわ〜」と口々にいうので、クヤシさ倍増だったが仕方が無い。

 どうせH氏の仕事が始まったら、いやでも毎日日の出は見ることになるだろうから、お正月くらいゆっくりさしてもろたらええんや〜と自分に言い聞かせる。

 初日の出のかわりに、家事をしながらのほんのチラ観(それも3本)だったけど「映像の世紀」デジタルリマスター版連続放送(BS1)を見て、お正月らしからぬ映像の数々にのけぞる。しかしコレくらいのジョブを受けて、気持ち的に「人間ってどうころんでもアホやな〜」「戦争って無駄な浪費やな〜」「しかも破壊しまくりやもんな〜」と肩を落とすところからスタートするのは、正念場になりそうな今年の、初心に戻る意味では有意義だった。

 戦地で戦っている軍人だけでなく、収容所に収監される民族や、空爆や侵略や政府の制圧を受ける民間人や、戦時下に食料を入手できない人たちだって、戦争のために膨大な数の命を落としているわけだから。ぜんぜんおめでたくない番組を、衛星放送とはいえ、あえて1月1日にぶつけて来たNHKに拍手したい。

 (番組を見ていないのに曲名のラインナップだけでいうのは乱暴だと知りつつ、紅白に関しても「ニッポンや紅白は現政権とは裏腹に反戦平和を願っています」的な気分が明白に出ていたと思う)

 で、本題の食べ物の話。

 今年はせっかく「お正月」をしない年なので、「おせち」の記号的な意味合いを少しはずして、食べたいものだけを詰めてみようということにした。ことに作りたてが美味しいものは、食べる前に作ることに変更。ブリの煮付けやトリの照り焼きは2日に作って食べた方が、経済的だしずっと美味しいはず。

 しかも気温が高く室温保存が危ぶまれるため、お重はやめにした。冷蔵庫保管できるよう、法事のお食事用に買った仕出用のお料理を詰める容器3個を利用した。ということで、「袋をあけて出す」「切って出す」食品率がぐぐんと上がった。こんなかんじにね。

 

 柚子の容れ物の中は黒豆。その隣に隠れているのはフキの佃煮。なんとここでは私がつくったものはひとつもない! あえていえば柚子の容れ物と生麩の味付けだけ。

 一応煮しめは作ったけど、いつもあまり人気がない。里芋や大根の煮物は普段から食べているので、食傷ぎみなのかも。安寧芋で「お手軽きんとん」をつくってみた。あとは買ったもの。柚子のなかにはイクラ、その隣はシジミの佃煮。

 ここでは「レンコンのきんぴら」と「鯛の子の煮物」と「生麩の味付け」は作ってみました。金時豆のとなりの黒いものは、能登「スギヨ」の昆布で巻いた蒲鉾。

 とはいえコレ以外にも、鯛の昆布じめ、ローストビーフもカンタンにつくってみた。ラスボスとして「かぶら寿司」がひと桶ひかえているので、しばらくは酒の肴には不自由しない。

 ちなみにローストビーフよしながふみさんのマンガ『きのう何食べた?』にあったレシピでためしにつくってみた初のお正月料理だ。明日食べるのが楽しみである(失敗してたらモノがビーフなだけに、立ち直れないかも・笑)。