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紙魚子の小部屋 パート2 plus はてな版 (2009年9月〜)

平凡な主婦の日常と非日常なおでかけ記録、テレビやラジオや読書の感想文、家族のスクープなどを書いています。

紙魚子(しみこ)のおでかけのあれこれ、ユニークな家族、節操のない読書、テレビやラジオの感想、お買い物などを書いています。

ディープなトークがシンクロ。

以前の記事「紙魚子の小部屋」は下のリンク集から読めます。

 昨日は、久々に近々の元同僚だったAさんがウチにみえて、しゃべり疲れるくらいトークしまくり。しかもふたりして「変好き」でサブカル寄りなので、どんどんディープな世界を構築。彼女は忍者検定の上級合格者で、忍者研究会にも所属している猛者なのだ。

 ちなみにKちゃんにその話をしたら、「ええな、忍者検定。受けてみようかな」と言っていた。履歴書に書くつもりだろうか?

 ヘタしたら親子ほどの年の差(もちろん私が親世代)なのに、意気投合。どちらも「のほほん」なところは似ていて一見「癒し系」かと思いきや、いきなり「即身仏」の話で盛り上がるという異次元をつくりあげる人たち(笑)

 そもそも山形出身の彼女は、小学校から行った旅行で初めて即身仏を見て、たいへんなインパクトを受けたらしい。もちろん他の同級生もだが。まあ、普通そりゃそうだろう。彼女が言うには全国には20体の即身仏があるけど、そのうち14体は山形にあるそうだ。彼女は地元の半数くらいは制覇しているらしい。全国でいえば1/3になる。

 即身仏から宝塚の「シャレコウベ・ミュージアム」の話に流れ、ビバ!五島列島の話から、エッセイストの宮田珠己さんが五島列島隠れキリシタンの遺跡?(キリスト像やマリア像がほとんど別ものの偶像崇拝になっているらしい)が面白過ぎる!と新聞に書いていた話になり、そういえば彼は三途の川に待機している奪衣婆(亡者の衣服をはぎ取って奪うあの世の住人)にハマったことがあったという話が、なかなかウケていた。あと、青森の「キリストの墓」の話になり、夏にはその墓のまわりで浴衣を着た村人たちが盆踊りをするという話も喜んでくれた。

 場所を変えてランチに出かけ、そこでもさらにディープな話を続け、満席だった客たちが引いていった頃に、店を出てお別れした。次回は「シャレコウベ・ミュージアム」に一緒に行く事を約束して(笑)

 というデイタイムを母が過ごした日、娘は歴女の友達と通天閣のあたりの串かつ屋にいて、彼女と意気投合し、しゃべりまくっていたらしい。もう、そういう場所にいること自体、タダモノでないことが判明する。女子ひとりなら彼女らでさえ行かない(行けない)場所なのだ(でも2人なら行く・・・笑)。

 そこで2人がどんどん酒を飲み、たらふく串かつを食べていたら、となりで酒を飲んでいたおっちゃんが、彼女らに話しかけて来たらしい。そのへんのあしらいはうまいKちゃんがテキトーに相づちを打っていたら、おっちゃんは大将に「この娘らの分、こっちに伝票つけといて!」といってくれた。一度は「そんな悪いですから〜」とお断りしたけど、「なにゆーてんねん、おっちゃん、こーみえてカネ持ってるんやで!」と言うので、遠慮なくお言葉に甘え、ダッシュで店を出たとか。

 で、「浮いたカネで次の店行ったねん」となり、ハシゴ酒とおしゃべり三昧で、テレビドラマや役者や映画の話で盛り上がるお年頃な女子たちだが、彼女が「秘宝館にも行ってみたいけど、誰も付き合ってくれへんねん〜」と、こちらも内容はなかなかディープ。話が合いすぎて、楽し過ぎたらしい。次回は細見美術館の『春画展』に一緒に行く約束をして別れたらしい。

 不思議なほどシンクロして、なんとなく似たようなおしゃべりで過ごした母娘の一日でした。