早稲田で迷う。
そそくさと身支度を終え、お宿のお部屋で昨日買ったパンを食べて、カップスープやティーバッグながらプリンス・オブ・ウェールズの紅茶を飲み、出発。
早稲田駅を出て大学方面に向かうと、「穴八幡宮」という神社があった。まだ人通りの少ない日曜の朝に、すでに数人の参拝帰りのひとたちが。帰宅して調べて知ったのだけど、ここは金運の神様で、冬至から節分まで授与されている「一陽来復守り」が有名らしい。残念ながらここには立ち寄らず、角を曲がる。
早稲田大学に向かう静かなストリートだ。
んん? 早稲田大学専門の合格祈願?
そんな大学を特化した合格祈願の宝泉寺は、ここからどうぞ!
もちろん大文字のWマークのお守りだってありますよ〜! ちいさく「絵馬もございます」と追記しているのも、可笑しい。あ、WはWinのこと、とも言い換えられるのかも。
Waseda Nammonは「早稲田大学南門通り」という意味らしい。
「早稲田大学大隈記念講堂」だ。早稲田大学を象徴するチューダー・ゴシック様式の講堂である。
キャンパスの外には、卒業記念のペナント屋さん! こういう商売が成立するのか!? 早稲田大学、恐るべし!
しかし、どうも目的地を消失した模様。あんなに目立つ建物なのに、見当たらない。
そこでセンター試験の受験生の案内のためか、キャンパスに立ってらした、いかにも学究肌で育ちの良さげな上品なおじさまにきいてみることにした。その語り口も温厚で上品で、にこやかな上に親切だったので、くらくらしそうだった(私の周りにはいないタイプ・笑)
もちろんそんなまっとうな紳士が、そんな奇矯なマンションをご存知なはずはない。それでも上品で親切な紳士だから、ご自分のタブレットを取り出して、わざわざ調べてくださった。そしてその位置を確認し、道順をしばらく考えてから、一番わかりやすい道順を教えてくださった。そのあまりの親切ぶりに、思わず娘に、再度早稲田で学ぶよう指示を出したくなったほどだ。(実は彼女は、去年の夏休みに1週間、早大へアイヌ語を学びに行くはずだったのが、胃腸炎で流れてしまったのだ・悲)