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紙魚子の小部屋 パート2 plus はてな版 (2009年9月〜)

平凡な主婦の日常と非日常なおでかけ記録、テレビやラジオや読書の感想文、家族のスクープなどを書いています。

紙魚子(しみこ)のおでかけのあれこれ、ユニークな家族、節操のない読書、テレビやラジオの感想、お買い物などを書いています。

ついに邂逅!ドラード和世陀(わせだ)

以前の記事「紙魚子の小部屋」は下のリンク集から読めます。

 親切な大学の先生(らしき方)のおかげで、自信をもって早稲田のまちなかを歩く。んんん〜、そろそろ出現しそうなものだけど?? と、角をまがろうとした。

 ふと目の端が捉えたビルディングの一部。

 んん!? と2度見する。そして見上げる。

 こ、こ、っこれは・・・!!

 「ドラード和世陀(わせだ)」!! まさか見逃しにかかるなんて(汗)

 青いタイルの魔物。ストライプと赤い十字のタイルをアトランダムに。

 青海波やポップな人物画、そして不思議にカーブするウインドウ。タイルだけでも意匠がすごいことになっている。

 鍛冶屋さんの仕事らしい不気味な物体と、通風口。

 直角に通風口なんて! 

 いやいや、それ以上に、角に丸窓!! ありえない! それだけにインパクトは絶大だ。

 すっかり舞い上がりつつ、とりあえず角を曲がってみます。

 目を閉じていたら「まんまデスマスク」のような顔がいっぱい! 

 朝日の中なら、なんてことないけど。

 夜は堪忍してください! ここの訪問を夕方の空き時間にしなくてよかった!

 埋め込まれた窓と、毒キノコのような赤地に白いドットのオブジェ。なにかと毒づいている側面だ。

 同じ場所も角度を変えて観ると、また趣が違って見える。よく見れば、窓ガラス自体にも模様が入っている! どこまで凝るのか!?

 こちらは回り込んだ別の面。どことなくシック。

 唐突に赤い魚の立体タイルが。

 清楚な花柄のタイルの隣にいるのは・・・怪物?

 丸窓の側面。このあたりは、もうすでに麻痺してふつうに見える(汗)

 「ふつう」!?

 これが!? むしろアートぢゃん!!

 見上げれば、ガウディ。バルセロナでバスの中から一瞬見た「カサ・ミラ」を思い出す。

 さまざまな素材とデザインが混在している。

 なのに、不思議なバランスが心地いい(*個人差があります、たぶん)

 これほど日常とかけ離れている場所に、ゴミ袋。むしろこちらの方が違和感。

 こんな鍾乳洞の入口みたいな場所に、ゴミ袋って!

 それも、だれかの足元に!! この花模様のツメのはえた足の持ち主は、足元にゴミ袋を置かれて、ものすごく嫌がってそう。だれも見てなければ蹴ってるかも(汗)

 それにしても、これほど奇抜な建物なのに、

 私がうっかり見逃しそうになるほど、しっくりと街に溶け込んでいるのだ。

 奇抜なのに、下品ではないからなのか。ことさら目立てばいいという意識が希薄なのか。

 デザインや技術もすごいけど、むしろそっちを考えてしまう。不思議な建物だ。

 

 この建物については、実はまだ半分。次回に続きます。