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紙魚子の小部屋 パート2 plus はてな版 (2009年9月〜)

平凡な主婦の日常と非日常なおでかけ記録、テレビやラジオや読書の感想文、家族のスクープなどを書いています。

紙魚子(しみこ)のおでかけのあれこれ、ユニークな家族、節操のない読書、テレビやラジオの感想、お買い物などを書いています。

銀座に繰り出す。

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宿に戻ってネクターを飲み、荷物を整理し、ちょっとゆっくりしたら、疲れも取れて来た。まだ5時前だし、宿にいるのももったいないなあ。  時間があれば行きたい場所のオプションとして、「和光ビル」に行きたかったっけ。北村薫さんの小説「鷺と雪」のなかで、とても印象的なシーンに和光ビル(小説ではその前身の服部時計店)が出てきたような記憶があり、できれば見てみたいと思ったのだ。和光は銀座にある。銀座をぶらぶらしながら、和光ビルを目指そう。宿からそんなに遠くでもない。  有楽町駅から和光ビルを目指す。  あれ?? なんとなく20年前の銀座とは様変わりしているような?? あのときも夜で、おじいちゃんが刀剣のお店に行きたがったから、そこへ行くだけのために、ちょっと歩いただけなんだけど、それでもなんだか。以前の銀座って、こういう「どかんどかん」したビルだっけかなあ?  舶来高級ブランドのビルに度肝を抜かれる。ブルガリの隣はルイ・ヴィトンで、竹島に目くじら立てるひとたちは、むしろ地方の人たちの憧れの「銀座」の地での、日本の老舗の再建を考えた方がいいのでは・・・? といって、ユニクロではねえ。  そんななか「あんぱんの木村屋」さんは大繁盛で、私も行列に並んだ。晩ご飯としてふたつ食べたけど、いや〜美味しかったです♪♪ これは美味しいパン屋さんが目白押しの京都ですら、ちょっとないくらいな「あんぱん」だった。  さすが銀座の看板。オシャレ。  あっ!教文館(書店)だ! そういえばここも、オプションとしてかすっていたっけ。  教文館ビルはアールデコ様式で、アントニー・レーモントによって設計されたそう。キリスト教を基盤とする企業であり、銀座の路面店として現在も健闘している書店だ。『花子とアン』の主人公、村岡花子が勤めていたという出版部があった場所でもあるらしい。現在は建て替えられたビルなのか、ちょっと見には、ごく普通のビルにみえる。  でも、せっかくなので入って見る。ちょうどいいキャパで混み合いすぎず、なかなかの居心地。棚の感じもわくわくする。玄関先だけで退散したけれど、さっき調べたらカフェもあるらしい。残念、それは是非行きたかったなあ・・・。  でももちろん、本屋さんに入った私が手ぶらで出るはずもなく。「玄関先」に置いてあった本雑貨のなかに、沢野ひとしさんデザインのブックカバーがあり、心の中できゃあきゃあ叫んでいたのだ。2種類あって、チョイスに悩みまくる。ひとつは「本の雑誌」の表紙をデザインしたもの。 もうひとつは動物のキュート過ぎるプリント柄! さんざん悩んだあげく、ちょっとエキセントリックな「本の雑誌」版にする。(青字の場所をクリックすると、カバーについての詳細情報も。直販もされているそうです)  そうこうするうちに、和光に到着していたが、本人はあまりわかっていなかったかも(汗)  いや、わかっていたから真下から撮影したのか。銀座駅から歩いて1分ってあったけど、ほんとすぐなんだ。  予想以上の姿に、テンションがあがり、写真を撮りまくるヤツ。  夜だからこその雰囲気なのかも。  ショウ・ウインドウも、シンプルで洗練されている!  真ん中のミラーボールのようなヒトガタが、ぐるぐると回転していました。この写真を撮っていたのは、私だけではなかったです。人気のシャッタースポットでしたよ。  では、道路を横断して、向こう側から撮ってみよう。  あ、この感じ、「鷺と雪」っぽい! といいつつも、実はどんな内容かはすっかり忘却の彼方。印象で語っています(汗)  和光の向いには、これも老舗の三越。でも和光の品格と伝統には、とうてい及ばず。  見飽きませんなあ、和光ビル。内容は忘れたものの、「鷺と雪」の(印象)世界にどっぷりと浸ることができました。  そして銀座でも不二屋を見つけ、またもやピーチネクターを購入。どんだけ好きなんや、ネクター