厄除開運採燈大護摩供
3時を過ぎた斜光とはいえ、光の入り方が独特。これは法力の磁場なのだろうか?
聖なる蝋燭の火から点火準備。
松明に火を移して。
座主様の前へ。
点火の前の儀式。
松明を高々とあげて、
ついに点火!
生の青葉で覆われているので、煙がすごいことになる。
煙は様々な形に変化しながら、
太陽光も遮るほど濃く広がる。
不思議なシルエット。
まるで日蝕のときのように、光が陰る。
肉眼で太陽が見えるほど。
煙のスキマから差し込む光を浴びて、
座主さま登場。
スポットライトのよう。
いや、それ以上に瞠目、刮目。
赤丸の扇子は、太陽を呼び戻した平清盛のように翻る。
柄杓で水をかけながら、火力を調整する山伏さん。
着席している山伏さんの読経は、
どんどんトランス状態に。
私たちもつられて無心に太鼓のリズムを聴きながら、気分は高揚する。
聖護院の導師?の読経と、太鼓のリズム感は素晴らしいのだ。
はい、善男善女の書いた護摩木が、机ごとやってきました。
どんどん火の中へ投げ入れられます。
入りました!↓
煙を突き抜ける太陽と、
立ち上る火柱と、
読経と太鼓のリズムに、ほぼ酩酊状態。
「はいっ、次! どんどん入れて行って!」。
まるで松の木の幹に沿うように、火柱が走る。
これも結界の為せる業?
炎のヒトガタが現れる。味方か敵か?
霊獣のような炎が燃え立つ。
締めも座主様が。
扇で火を鎮めていらっしゃるのだろうか。
座ってからも、数珠で祈る座主様。
いやー、なかなかのビジュアルでした。太鼓も素晴らしかった。
さすがは山伏さんの総本山、結界の磁場はハンパないです。
今年の節分も「よきもの」を見せていただき、素敵な節分体験がまたひとつ増えました。