教会ふたつ。
お昼ご飯は商店街のはずれの、行列で肉まんを買う行列ができていた中華料理店へ。お昼のランチに「八宝菜弁当」というのがあったので、それを注文する。
出てきたお弁当の八宝菜は、きれいに油が回って、魚介類もうっとりするほど美味しく、大当たり! ついで肉団子を食べると・・・中が冷たい・・・(汗) そしてガリガリする!? 一旦は凍り付いたけど、スープで流し込み、なんとか口から出すことを免れた(汗) やれやれ。八宝菜でお口直しをするも、このショックからは立ち直れない。
そうだ、北野坂の「にしむら珈琲店」に行ってみよう。ちょっと贅沢にケーキも食べてやれ。
相変わらず人に道を聞き聞き、北野坂を目指す。途中で二つの異なる教会に遭遇する。
ひとつ目はこれ。
エキゾチックな建物だが、それもそのはず
神戸ムスリムモスク(教会)。桜ごしにモスク。エキゾチック。
この敷地内にはムスリムのための施設もあるみたいで、頭にターバンを巻いたインド人少年が、携帯をいじりながら出てきた。お店とかではなく、リアルな日常でターバンを巻いたインドの人を見たのは初めてだったので、ちょっと興奮する(笑)
その少し先には、いわゆるキリスト教の教会。
でもちょっと待って。この道は若い頃通ったことがある。ムスリムの教会の隣には、観光ガイドブックに必ず載っているような、ステンドグラスの素敵な教会があったはずなんだけど? これは船のような形の教会だ。後日気になって調べてみた。
この建物の名前は、「カトリック神戸中央教会」というそうだ。神戸最初の、由緒あるキリスト教会。そしてもともとは、「中山手カトリック教会」と言った。そしてやはり記憶に違わず、カトリックらしいゴシック建築の聖堂をもっていたのだ。
しかし、阪神淡路大震災で聖堂講堂共に全半壊してしまったとのこと。現在の聖堂は「箱舟」をイメージして村上晶子氏により設計され、再建されたものだった。再建に際して、同じく大震災で被災した下山手教会、灘教会と統合して『カトリック神戸中央教会』となったのだという。
震災前の神戸には、昔、それも3回程しか行ってないので、震災前後の違いははっきりとはわからない。でも、どこがどうとはわからないけど、記憶との落差に「あれ?」と思うこともしばしば。とはいえ、あの「憧れのきらきらしたお洒落な」神戸は、いまも記憶の中に、しっかりと。