春のびわハーフ 前編
10時頃、突如夫が
「木之本で醤油買って鍋焼きうどん食べて、マキノへ酒買いに行かへん?」という。米原を越える木之本も遠いけど、マキノってかなりの奥琵琶湖になる。電車でびわ湖一周して通り過ぎたのを除けば、行ったこともないほど遠い。
いいお天気だし、ドライブ日和ではある。まあいいか。でもその前に、洗濯と買物を急いで済ませなくちゃね。
11時頃、ほぼ琵琶湖半周のドライブへ。それもめったに行かない奥琵琶湖へ。
まずは近江八幡から大中を抜け湖岸ちかくを走る。
風景は雄大で穏やか。
彦根も長浜も通り抜け、木之本が近くなると、岬が連なってくる。
わりあいスイスイとスムーズに走り、1時間少しで木之本に到着。気持ちのいい気候になってきたし、春休み真っ最中なので、湖岸道路はサイクリングのひとたちが多かった。
駅前の無料駐車場に車を置いて、
いつもの「福田屋」さんで、いつもの「鍋焼きうどん」。おでんも注文。いつものように美味しい。
入口頭上には、有名人の色紙がずらりと。ここ、誰が来ても和む場所だもんなあ。
さてお腹も一段落したにも関わらず、私は駅中の道の駅で「さくらソフト」も食べて、さらに琵琶湖の奥を目指す。
山間の村落を抜け、
観音様の後ろ姿を眺めながら、まだ咲かない桜並木をくぐり、湖畔の酒屋さんへ。
店内にはフルーティな日本酒の香りが馥郁としていて、よく整えられた昭和の酒屋さん。主力商品は「竹生島」だ。お菓子作りの会社とコラボして、酒粕を使ったスイーツもあった。買物を終えて駐車場へ。
木陰の駐車場からいかつい石段を降りて、琵琶湖の浜辺に出られた。そこからの絶景に、すっかり心をほどく夫婦者。という話は後日。