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紙魚子の小部屋 パート2 plus はてな版 (2009年9月〜)

平凡な主婦の日常と非日常なおでかけ記録、テレビやラジオや読書の感想文、家族のスクープなどを書いています。

紙魚子(しみこ)のおでかけのあれこれ、ユニークな家族、節操のない読書、テレビやラジオの感想、お買い物などを書いています。

駅の反対側へ

以前の記事「紙魚子の小部屋」は下のリンク集から読めます。

 観光地としての倉敷サイドを後にして、駅に戻る。今度は駅の反対側に出た。

 こちらは普通の暮らしが営まれている地域みたいだ。本日の午後に、プレ・オープンイベントをされる「つづきの絵本屋」さんは、こちら側にある。すでにややタイムオーバーしているけれど、ここに少しだけ立ち寄るのだ。

駅から7分のお店だし、住所からアバウトながらお店の位置もプリントしたし、スーパーの駐車場を目印にしたけど、30分彷徨ってもたどり着けず、自分の事前準備の甘さをおもいきり後悔した。

 イベントの最中に電話をするのもはばかれたけれど、1時間以上も超過した時点で、もう自力でたどり着くのは無理だろうから赦してもらおうと、思い切って電話してみた。

 まだ初対面ですらなく、ネットで少しやりとりしただけで、どんくさい用件での初電話は、なかなか勇気がいったが、店主さんは天使のような方で、まるで知己のように対応してくださり、まずはひと安心。

 とはいえ、かなり「わかりにくい」場所らしい。ながながと聞くのも気兼ねされたので、とりあえずの方向がわかった時点でトライすることに。しかし、またもやグルグル。しかも通行人に訊ねようにも戸外に人はほとんどいなく、いてもほぼ車か自転車なので、途方にくれる。そのあたりの「らしい」おうちを目指したりもしたが、すべてアウトだった。

 住宅街でグルグルの最中に、小さなお子さんのおかあさんが洗濯物を取り込みに出て来られた。

 チャンスだ!! 

 そのおうちと側溝を挟んで、彼女に訊ねてみたら、なんとそのおうちの斜め隣が目的地だった!!

 側溝があった上、彼女の家の敷地を横切らないといけなかったので、回り込んで行く道を訊ねたところ、「いいですよ、ここから行ってください」と、寛大なお言葉にほっとする。

 乾いた側溝に足を踏み入れ、久しぶりに大きい段差を越えた。実は段差をなんとか越えられたことが、ちょっとうれしかった(去年ならとても無理な高さだったので・笑) よそのおうちの敷地を斜めに横切らせていただき、ついに目的地「つづきの絵本屋」さんへ! なんという印象的なゴールだろう(笑)

 ということで、とにもかくにもたどり着けた。しかしすでに予定の時間を超過してしまったので、満員御礼状態だった「サトシンさんの絵本ライブ」をほんのちょっとだけ見てリターン。申し訳ない。

 それでも見ず知らずの私にも、あたたかい対応をしてくださった店主の都築さん人柄と、絵本の楽しさを面白く伝道する決意を感じる絵本の並びと、とことんウッディなお店はしっかり拝見できた。先日マキノで購入した「酒粕レーズンサンド」のお土産も渡す事ができたし♪

 このつづきは、夏の青春18キップで。オープン後の「つづきの絵本屋」さんが稼動している様子を楽しみにしておこう。

 駅前に戻ると、からくり時計台が3時を打った。

 この時計台の広場は「アンデルセン広場」というらしい。国立国会図書館のレファレンス事例から引用すると、

 100年前に建設されたデンマークコペンハーゲン市庁舎の時計台を3分の2に縮小し再現した。時計台は時報の鐘とともに中間部が約2メートルせり上がり、人魚姫や裸の王様といったアンデルセン童話の4つの物語の主人公らが1日7回(土日曜、祝日は10回)登場。1メートル前後の人形が音楽に合わせて約6分間、踊りながら回転する。ということだ。

 そのときはわからなかったが、今から考えると15時には「人魚姫」のからくりが登場したらしい。タイムオーバーしているのに、つい時報のカラクリを見てしまった私。15時過ぎの電車に乗り、乗り継ぎもスムーズにしっかり座れて19時に帰宅。てんてこ舞いで晩ご飯を作って、長い1日が終わった。