箱木千年家・主家(おもや)外観
以前の記事「紙魚子の小部屋」は下のリンク集から読めます。
先ず外観をじっくり。
藁葺き屋根が大きい〜!
厚みもハンパない!
本にあったとおり軒先が低いけど、私はしゃがまずに入れました! こういうときは、小さくて便利。
壁の下には、角とところどころに足先くらいの石が、土壁に半分塗り込められて、かませて(?)ある。土壁の角が、なんともなめらか。
藁を混ぜ込んだ土壁は、利休の「待庵」を思い出す。
この壁の向こうは台所の流し。ここから汚れた水を流し出せるのだ。
今は使われていない(だから釣瓶もない)井戸。中程の石垣に羊歯が生えて、ちょっといい感じになっていた。
これは? 家の守り神さま?
正面に回り込んで、奥の座敷(といっても板の間)に続く縁側から。
この細い柱は、もちろん石に乗っかっているだけで、屋根を支えているのだ。
屋根の土台となる太い竹組み。幾重にもしっかりと縄で縛られている。
屋根のてっぺんは、まるでチョンマゲだ。
以上、室町時代の豪族の住居からのレポートでした。
では中に入ってみます。