箱木千年家・はなれ
主屋のとなりにくっつくように「はなれ」もある。実はもともとは二棟ではなく一棟で、ダムで移築になった際に、ばっさり二つに分けたのだとか。
こちらは江戸時代につくられた普通の藁葺き民家。
家同士はくっついてるのに、ちゃんと板塀で仕切られていて、塀の入口から入ることに。
ふつうの高さの軒先と、
ぐるりと縁側のあるシンプルな二間。あ、書院もありました。
裏手です。
やはり竹と丸太で組まれた屋根の支え。
低い石垣の上に瓦の乗った白塀。
ちらっと見える湖は、例のダム湖かも。
あっ、ここからみたら!
二棟の縁側が、きれいに続いている!
はなれから見た主家の土壁。地面までの土壁の存在感は、やっぱりすごいわ〜。
あれ?なんか違和感?と思ったのは、縁側に柱があったからだな。
柱は、しっかり「面取り」してありました。
「もとは一棟」っていうの、なるほど〜って納得。
天井は主家から引き継がれているけれど、あとは一昔前の家に通じる、見慣れた感じですね。書とかも飾ってあるし。
しかし、さすがに縁側の屋根の内側はイカツイ(笑) 一見主家と同じみたいだけど、
土壁に突っ込まれてはいなくて、天井の上に続いている。
でもやはり屋根にはチョンマゲ。
肉眼ではこんなに暗くはありませんので(汗) 障子と畳みです。
「書院」もあるでよ〜。
「書院」をはっきり知らない私にもわかるように、障子の下に「書院」と書いた紙が貼ってありました。
「前栽」もあるんやで〜。
ちょっとした資料や、
火鉢などを並べてあるシンプルな畳敷きの和室は、
くつろぎの場となっているかのようだ。バスの待ち時間潰しもありそう。
だって、ほらこんな注意書きが↑
飲食禁止はわかるけど、昼寝って、どんだけくつろいでるねん!(笑)