資料館で本を検証。
それでは資料館へ。
「日本建築集中講義」で話題になっていた、「復元」についてのもとネタをじっくりと拝見しよう。
なんと移築する際に、現物の家をそのまま組み立てるのではなく、「もともとこうで有っただろう古いカタチの千年家」に復元したらしいのだが。
それが大幅に「移築前の千年家」と違うらしい。
復元模型とも大きく変化しているらしいので、その辺もちょっと観察したい。
移築前の模型は、障子の破れ方まで、正確に再現されているそうなのだ。まずそこを。(ガラスの映り込みが激しくて申し訳ありません・汗)
なるほど、リアル!
そしてたしかに、のっぺりとした土壁の迫力とは、まるで別物・・・。
柱も壁から見えてるし。土壁自体も「待庵」の藁をすき込んだ感じではなく、もっと上等そう。
復元された当時は、あとではいろいろ言われたそうだけど、なんでも復元を手がけられたのが、法隆寺の調査と修理と復元をずっと手がけられていた有名な建築学者だったので、当時はだれも何もいえなかったらしい。これは藤森先生談。
たしかに「復元って、なに!?」と山口画伯が大いに悩んだはずだ。その答えを藤森先生に求めたら、「それは山口画伯と一緒でしょうな」という即答が!
その心は、さすがご本人だけにすぐ気づくのだ、「妄想・・・」と(笑)
でもあの土壁の竪穴式住居っぽさの方が、やっぱり模型よりいいんだよね。