以前の「紙魚子の小部屋 パート2」はこちらhttp://blog.ap.teacup.com/tanukitei/から、 その前の「紙魚子の小部屋」はこちらhttp://ivory.ap.teacup.com/tanukitei/から。

紙魚子の小部屋 パート2 plus はてな版 (2009年9月〜)

平凡な主婦の日常と非日常なおでかけ記録、テレビやラジオや読書の感想文、家族のスクープなどを書いています。

紙魚子(しみこ)のおでかけのあれこれ、ユニークな家族、節操のない読書、テレビやラジオの感想、お買い物などを書いています。

ム印出現!

以前の記事「紙魚子の小部屋」は下のリンク集から読めます。

 そんなかわいいスイーツをKちゃんが買って来てくれた記念すべき日に、もうひとつ記念すべき忌まわしい出来事が起こったのだった。

 またもやこのシーズンが巡って来たのだ。例のム印、またの名を「地獄からの使者」ともいう。黄色い多足の黒光りするグロテスクな姿態。

 そんなあやつを見たのは、なんと私の足の上である!! ムンク「叫び」も真っ青なシチュエーションだ!

 そして迂闊なことに、状況を判断しそこね、まだヤツが足の上にいる間にうっかり動いてしまい、注射以上の激痛に見舞われることになってしまった。この文字通りの刺客にやられてしまったのだ。うう。

 厚めの靴下をはいていたにも関わらず、皮膚の下で毒がうねっているのが感じられる痛みに耐えきれず、落涙。こんなときにはアロエの鉢があれば!!と思ったが、残念ながら昨年のアロエは枯れてしまった。20年前、ハチに刺された時にアロエを裂いて塗ったら、ウソの様に痛みが引いたのだ。

 落涙しつつ、しばらく痛みに耐えた。歩行も困難だったので、明日の仕事はどうしようと悩んでいたが、ふと、冷蔵庫にいろんな薬草を焼酎に漬けていたことを思い出した。そうだ、去年ヨモギとかドクダミとかを瓶詰めにしたっけ。1年経ったから、エキスができているはず。

 うん、ドクダミを塗ろう! ドクダミの葉っぱを揉んで、毒蛇に噛まれた場所に擦り込むといいという話を読んだことがある。

 藁にもすがる思いでドクダミエキスをティッシュに含ませ、足に塗ってみた。

 すると! すううう〜っと痛みが引いて行き、少しチクチクする程度に緩和されたではないか! それに普通に歩けるし♡

 ところでこんな状態の私に、H氏は「ムカデ殺したか?」と問い、私は「逃がした(泣)」と答える。痛くてそれどころではなかったのだと。

 H氏は以前、寝込みを襲われ噛まれたことがあったらしい。そのとき夜中の2時にも関わらず、「ぜったい、コロス!!」と部屋中を捜索し、明け方についに仕留めたというのだ。

 ううう〜ん(汗)

 銀婚式も終えた後に初めて知る夫の一面だ。いや確かに「狙った獲物は逃がさない」というルパン三世のようなところはあるが、それはマニアのサガだと思っていた。なんと甘い考えだったのだろう。

 むしろ、ムカデに同情を禁じ得ないような。 

 「絶対手をだしたらアカンヤツに、手を出してしもうた〜〜」と、きっとヤツは死ぬほど後悔したことだろう。ジェイソンに狙われた若者みたいに、恐怖の坩堝へと叩き込まれたに違いない。地獄からの使者も真っ青だ。

 翌日「ム印出現ポイント(水回り)」に、ムカデ回避用のドクダミを設置して回ったのは、いうまでもない。貴重な雑草が家の回りに生えていて、本当に助かった。

*追記*一旦は腫れも痛みも引いたかに見えたが、なんと一日平穏に過ぎた翌日、残った毒はかゆみを伴って腫れが再発してしまった。やはりムカデの毒はあなどれない。