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紙魚子の小部屋 パート2 plus はてな版 (2009年9月〜)

平凡な主婦の日常と非日常なおでかけ記録、テレビやラジオや読書の感想文、家族のスクープなどを書いています。

紙魚子(しみこ)のおでかけのあれこれ、ユニークな家族、節操のない読書、テレビやラジオの感想、お買い物などを書いています。

クリスマス・ソングで自分を知る。

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 そういう訳で今の時期、本番のクリスマスにはもう食傷するほどにクリスマスソングが流れるのだけれど、じゃあ私の好きなクリスマス・ソングってなんだろうなー?と、つらつら考えてみた。  最初に出て来たのは、佐野元春の『クリスマス・タイム・イン・ブルー〜聖なる夜に口笛ふいて〜』。クリスマス・タイムなのにブルーって。商店街やショッピングモールで流すには、少々ためらわれる選曲かもしれない。  それなら山下達郎の『クリスマス・イブ』のように、 ♪ きっとキミはこな〜い!! ♪  とキッパリ言い切るほどに切ないくらいな方が、いっそ盛り上がるのかもしれない。  でも我が家では、この曲を聞くと反射的に思い出すのが、嘉門達夫の『クリスマス・イブ』替え歌バージョン。  ♪きっと君は関西人 間違いなく関西人   サイでんなあ〜 ホゥでんなあ〜♪ 何回聞いてもウケてしまう。山下達郎嘉門達夫をセットで思い出してしまうって、ちょっとどうかなのだけど(笑)  話を戻して『クリスマス・タイム・イン・ブルー〜聖なる夜に口笛ふいて〜』についてもセットで思い出す。  村上春樹の『世界の終わりとハードボイルドワンダーランド』のBGMにしたらぴったり!!と、20代の頃思っていた。  もしも映画にするなら、小説のラストあたりからこの曲が流れ始めて、どんどんロングにカメラがひいて行って・・・みたいな感じに夢想している。でも小説のラストはイメージしか覚えていないから、それが合うかどうかは実はあんまり自信がないんだけどね。  賛美歌の『あらのの果てに』のソリッドで寒さが身に染むような厳しさや孤独感も、なんともいえずカッコイイ!!と人知れず(笑)好きだった。この歌が好きだったのは、もうひとつ理由がある。  サビの部分の「 Gloria in excelsis Deo(いと高き処に神に栄光あれ)」はあえて日本語に訳されていない。「グロリア・イン・エクチェルシス・デオ!(Gloria in excelsis Deo)」と歌う箇所は、「エロエムエッサイム!」(水木しげる著『悪魔くん』より)みたいで呪文っぽい!と子どもの頃は思いこんでいたのだ。だから、この意味不明な箇所は、ものすごく力強く歌っていた記憶がある。「この呪文を唱えれば、なにかがおこるかも!?」と、こども心に期待しまくりだったのだ。神をたたえる言葉と悪魔を呼び出す呪文を同列に置くなんて、今にして思えばちょっと呆れるんだけど。中身を知らないで知識を増やすと、こういうキケンなことも起こるんだ、という教訓になれば(笑)  他に好きなクリスマスソングとしては、洋楽なら『The Cristmas Song』。可愛らしくて静かでほのぼのしているところがいい。ユーミンなら『ロッジで待つクリスマス』が、可愛らしくて静かでほのぼのしていて好き。  なんだか私はパーティやって、わいわいした「ハレ」な感じのクリスマスより、ほとんどクリスチャンのように(!?) 孤独で静かでほのぼのして内省的なクリスマスが好きなのかも。  うーん、クリスマスソングの好みで自己分析できるとは知らなかったぞ!