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紙魚子の小部屋 パート2 plus はてな版 (2009年9月〜)

平凡な主婦の日常と非日常なおでかけ記録、テレビやラジオや読書の感想文、家族のスクープなどを書いています。

紙魚子(しみこ)のおでかけのあれこれ、ユニークな家族、節操のない読書、テレビやラジオの感想、お買い物などを書いています。

タイガーマスクにのめりこむ。

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 必要に迫られて(笑)ウィキペディアで「タイガーマスク」について調べてみた。って、ホントに必要だったのは、アニメの画像だけだったんだけどね、つい出来心で。

 しかし調べてみるものである。子どもの頃に見たアニメのキーポイントを、私はまったく記憶違いしていたことを、40年たってから知ったのだった。もっとも原作とアニメでは違っていたのかもしれないけど。

 世界中から孤児たちを集めて悪役レスラーを養成する「虎の穴」を、どうしてタイガーマスクこと伊達直人は裏切ったのか?という出発点が問題だったのだ。

 「虎の穴」で育てられ反則技を繰り出す覆面レスラーとしてプロレス界にデビューしたら、そのレスラーはファイトマネーを半分「虎の穴」に上納金として収めねばならない規則になっていたらしい。

 伊達直人は上納金を支払った上で、残金を自分が育った孤児院「ちびっこハウス」に寄付していた。

 ところがハウスは思いのほか経済的に逼迫していたので、ファイトマネーの全額を寄付してしまい、上納金を支払わなかったため「裏切り者」となってしまったらしい。

 うーん、リアルだ。金と力がすべてを支配するルールだったんだな、虎の穴は。たしかに悪辣な組織ではあったけれど、当時の暗黙の了解だった「悪役は悪を愛し遵奉する」というのとは、また違う殺伐さだ。

 私はまた、てっきり「反則技を使う悪役レスラー」としての生き方を変更し、クリーンな戦い方を選び直したために「裏切り者」になったのかと思い込んでいた。子供心に「精神的なもの」もしくは「生き方」が原因だったと思っていた訳なんだけど、そうじゃなかったんだ。40年後にして知った衝撃の事実(なのか?)である。

 念のため、夫H氏にも「タイガーマスクが裏切り者になった原因」をきいてみた。すると彼もなんと、私と同意見だったのだ。

「孤児院の子どもたちに恥じない生き方を見せたいから、反則を封印して戦ったからやろ?」

 うーん、やっぱりアニメ版ではそういう設定だったのかなあ? それとも純真なお子様には「金と力」だけが意味をもつ世界って、理解不能なので無意識に読み替えていたのかなあ?

 ところで、私にとってウィキを読む愉しみのひとつは、事物についてのトリビアル話題である。今回はこういうのを見つけて、ミスターXのようにほくそ笑んでしまった↓

テーマ曲は現在も非常に人気が高く、テレビ番組で虎やそれにまつわる事物を題材にしたコーナーがあると、よくBGMとして使用されている。2008年のTBSスーパーサッカー内「ボレーの虎」では、OP曲(オープニング曲「行け!タイガーマスク」)だけでなく、失敗した際にED曲(エンディング曲「みなし児のバラード」)の物悲しいメロディーが流れている。

 これじゃ絶対、失敗は許されないよね。物悲しすぎるぞ。