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紙魚子の小部屋 パート2 plus はてな版 (2009年9月〜)

平凡な主婦の日常と非日常なおでかけ記録、テレビやラジオや読書の感想文、家族のスクープなどを書いています。

紙魚子(しみこ)のおでかけのあれこれ、ユニークな家族、節操のない読書、テレビやラジオの感想、お買い物などを書いています。

おはなし会

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 40の手習いというが、ほぼ50の手習いなので、おぼつかないことこの上ないが、図書館のおはなし会デビューだ。

 考えてみれば、私は「おはなし会」を子連れで行った事なかったように思う。兄はフィクションに興味がなかったし、妹はじっとしているのがキライなタイプだったのだ。でもまだ妹の方は、興味のある絵本はしっかりツッコミつつ、しかも繰り返し同じ本をリクエストしたので、参加したらよかったかも。一日3回同じ本をぐるぐる読むって、ざらにあったもんなー。「はい、おしまい!」(やれやれ)というやいなや、「もーいっかい!」。

 これは、自分の興味うすな絵本を読んだ時には、苦行になってしまう。がぜん、自分が何回読んでも面白い絵本を探索していき、なおかつ「絵本の世界」にはまり込んで読む、つまりはからずも、まず「自分も何回読んでも楽しい」というところを追求することになった。これがまた、ナンセンス絵本のオンパレードで・・・(苦笑)

 今回、我が家で好評で、私自身も一時ハマった、佐々木マキの『まじょのかんづめ』と、滋賀県に関係のある昔話をセレクト。久しぶりに絵本を読む練習をしていて、あらためて驚いた。え、私こんなに絵本読むの好きだったっけ?

 好き、というのとはちょっと違うか。絵本を読んでいると、解放されるのだ。それはまるで、役者さんが自分のキャラとは全く違う役柄を演じてテンションが高まる、みたいな感じかもしれない。

 私にとってはデビューだし、プレッシャーも責任感もあって確かにしんどい部分はあったけれど、「絵本を読む」ことが「じぶんなりに絵本の世界を構築して、その場の空気の中に差し出す」というのが目指すべきことだというのを、事前の館内研修で児童担当の方々に体感で教えて頂いたので、本当にありがたかった。

 そうかー、絵本読み三昧の日々には気づかなかったけれど、お気に入りの絵本を読む時には、読み手も解放されるんだー。ということに、この10日あまりの日々に気づいた。

 デビューに際して、きちんとご指導くださり、なおかつ丁寧なフィードバックを返してくださったTさんに感謝。おかげさまで、いいデビューができました!