プレ国芳展
以前の記事「紙魚子の小部屋」は下のリンク集から読めます。
前々から行きたかった大阪市立美術館で開催中の『歌川国芳展』へ、思いたって出発。お天気もいいし、晩ご飯は私とおばあちゃんだけなので、ことさら作らなくていいし、おばあちゃんはデイでお昼ご飯は不要だし。しめしめ。
ちょっと残念なのは、この展覧会、前期と後期でごっそり展示物の入れ替えがあるので、5月8日までの前期分が観られなかった事。迫力満点の鯨の絵(下の写真にあります)、見たかったなあ〜。
場所は、昔家族でよく行った天王寺。通天閣の近くだ。大阪に不案内な女がひとりでいくのには、やや躊躇される場所ではあるが、他ならぬ国芳展なので、がんばってみた。
JR天王寺駅で下車しHPをプリントした地図を見るも、まるで行き先がわからないのでキオスクで、地下街で道を尋ねつつ歩く。天王寺公園(動物園)の入口でチケットを購入し、それを動物園入口で提示して入れてもらう。たちまち芳香漂う薔薇の小径を歩く。
ショッキングでもブルーでもない薔薇、『ショッキングブルー』
『アパッチ・ティアーズ』は、最初は薔薇っぽくない名前だと思った。けれど、調べてみたら同じ名前のパワーストーンもあるそうで、「悲しみを癒し、希望に変えてくれる」「ストレスを取り除き、ネガティブな負のエネルギーを吸収してくれる」チカラがあるとか。なんだかとても今っぽい。
いきなりの薔薇でウェルカム気分満載だったのに、次第に上は青空だけど、囲い込まれた地下道のような寂しい通路に入り込み、びくびくしつつ歩く。お天気のいい昼間だったからまだしもだけど。
すこし距離を歩いて地上に出て、またしばらく行くとやっと目的地に到着。やれやれ。
ここに来るのは10年ぶりくらい。フェルメールを見に来たことがあったが、到着したら2時間待ち以上だった。だけどKちゃんの幼稚園のお迎えがあるので、泣く泣くそのまま帰途についた苦い思い出があったのだった。だから中に入るのは、今回初めて。
明日に続きます。
☆☆☆5月15日の『日曜美術館』(NHK教育:午前9時より)で『夢の国芳 傑作10選』をされます。お茶目でむちゃくちゃカッコいい国芳を、ご堪能あれ。