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紙魚子の小部屋 パート2 plus はてな版 (2009年9月〜)

平凡な主婦の日常と非日常なおでかけ記録、テレビやラジオや読書の感想文、家族のスクープなどを書いています。

紙魚子(しみこ)のおでかけのあれこれ、ユニークな家族、節操のない読書、テレビやラジオの感想、お買い物などを書いています。

日雇いワーカー

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 おとといハローワークでお仕事の物色をして、これはどうか?というのがあり、でもこの部分の条件はちょっとムリなので、そこをなんとかできますか?という問い合わせの結果、やはり却下されてしまった。当然だろう。

 ハローワークの相談待ちは、ご存知のように長時間にわたる。そこで読書ができるので苦にはならないが、週一で出ている求人情報を見るのも、意外なほど面白い。

 何週間か前に「牧人」を募集していた。「牧人」である!! 牧場で牛や馬の世話をする人だ。早朝からの勤務である。

 考えてみれば滋賀県にもちいさな牧場はあちこちにあるので、そう驚くにはあたらない。牛乳配達なら驚かないのに、意外にそういう求人を見たことは無い。たぶん身内でまかなうか、需要自体が激減したのだろう。

 そんな待ち時間に求人情報をみていたら、一日だけのお仕事をみつけた。却下された仕事の穴埋め(!?)として、相談員さんに問い合わせてもらうと、二日後が勤務日なのに、まだ空きがあるという。日当もいいので応募してみることにした。翌日必着するよう履歴書などを書き、郵便局で速達便にしてもらう。とはいえ、「あやしい会社だったらどうしよう(わくわく)」と、スリルとサスペンスでいっぱいでもあった。

 翌日、履歴書が届くと同時くらいに(つまり午前中に)、大阪の担当者さまからお電話をいただき、面接無しで(している時間がないし!)採用決定。待ち合わせ時間やカンタンな段取り、持ち物などを的確かつ端的に教えていただく。ちなみに担当者さまは、ものすごく感じのいい、声やしゃべりが男前の紳士だった。

 でも待ち合わせ場所にくる担当の方は、また別の人なので油断はできない。と思ったら、予想に反して(!!)とんでもなくいい人だった。仕事は観光地でのアンケート調査。仕事人は女子3名(といっても若い人は1名)。職場は八幡堀界隈。

 予想以上に、久しぶりに見知らぬ人とお話するのは楽しかった。その場限りというのもあって、なにかを完璧にするというプレッシャーがなかったことも勝因(いや勝ち負けは関係ないが)だったのかも。記憶力も必要なかったし(笑)

 しかしまさか署名活動の経験が、こういうところで生きるとは思いもよらず。断られるのが当たり前、こころよく受けてくだされば「ありがたや!」の前提でアタックする。しかも署名と違って個人情報ではないこともあり、すんなり応えてくださる方が多く、感激。もしかしたら震災以降、日本人はオープンマインドになり、前より優しくなったのかもしれない、と思えるほど。

 もちろん3人に2人くらいは、なにしろ貴重な旅の時間なので、当然お断りされるのだけど、それだからこそ気安く応えてくださる方には、感謝感激雨あられだ。

 

 仕事の間中、トイレに行くことも無いほど汗だくになり、足は棒で「いかにも働いた」感満載だ。くたくただけど、満足。

 う〜ん、やっぱり人間相手の商売は面白い。