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紙魚子の小部屋 パート2 plus はてな版 (2009年9月〜)

平凡な主婦の日常と非日常なおでかけ記録、テレビやラジオや読書の感想文、家族のスクープなどを書いています。

紙魚子(しみこ)のおでかけのあれこれ、ユニークな家族、節操のない読書、テレビやラジオの感想、お買い物などを書いています。

開拓者魂

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 ローティーンの頃、テレビで映画を見るのが好きだった。単に田舎で映画館がなく、学校や地域の夏の夜間イベントで上映される短い映画くらいしか見る機会がなかったからだ。

 そんなある日、テレビで映画番組の解説をしているメンバーが一同に集まり、自分の好きな映画、素晴らしいと思う映画、オススメ映画などを語り合い、その映画のごく一部が見られる、という今から思えば夢のような番組を見た。淀川長治さん、水野晴郎さん、高島忠夫さん、もしかしたら荻昌弘さんもいらっしゃったかも。

 紹介されるのは、『風とともに去りぬ』『カサブランカ』『サウンド・オブ・ミュージック』『大脱走』『荒野の7人』と、さすがに名作目白押し。

 そんな中、全員が「素晴らしい!」と絶賛したのが『西部開拓史』という映画だった。50年間で3世代に渡るアメリカ人家族が、西へ西へと開拓を繰り広げる大河ドラマ。筏で流れの激しい川を下ったり、インディアン(当時=現在はネイティヴアメリカンまたはアメリカ原住民と呼ばれている)と戦ったり、ゴールドラッシュや南北戦争、ガンマンや幌馬車、ワルモノとの戦いなど、西部劇のあれこれがてんこもりな映画でもある。

 錚々たる映画評論家のみなさんが、口をそろえて褒めたたえた『西部開拓史』は、その後めでたくテレビにて放映され、私も見ることができた。残念ながら、ほぼ忘れたけど。

 こんな思い出話を長々と書いたのは、『開拓』という言葉に対する私の思い入れの深さにまつわるエピソードだからだ。『開拓』という言葉には、憧れとか夢とかガッツとか、やたら前向きでポジティブなイメージがあるのだ。個人的にだけど。

 本日の私のメインの仕事は、雑草に埋もれたネギ畑を再度開拓する!ことだったのだ。午前中は比較的曇りがちで、気温もそれほど上がらなかったから、このチャンスにネギ畑の救出を試みたのだ。きのう1/4くらいは手をつけたので、その続きをやってしまおうとがんばってみた。もちろん東から西へ進むのだ(笑) 

 草むしりとか除草作業というと詰まらないけれど、『開拓』スタート!といえば、心意気も違おうというものである。

 1時間ばかりでエノコロ草の畝だった場所は、ネギ畑に復活した。もっともネギを何本も抜いてしまったけれど(再度土に埋めておいた)。コツコツ作業に真面目に取り組むA型気質と、子ども心に植え付けられた開拓者魂の賜物である。