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紙魚子の小部屋 パート2 plus はてな版 (2009年9月〜)

平凡な主婦の日常と非日常なおでかけ記録、テレビやラジオや読書の感想文、家族のスクープなどを書いています。

紙魚子(しみこ)のおでかけのあれこれ、ユニークな家族、節操のない読書、テレビやラジオの感想、お買い物などを書いています。

木川かえる展に。

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 昨日は睡魔に負けまくってしまい、PC前から撤退してしまいました。ということで、一日おいて本日分。  先週の土曜日に、セーフで木川かえる展に立ち寄った。場所は近江八幡市新町にある観光地の旧西川邸のなかで、ギャラリー淡海座にて。主催は「ちいさな文化をつくる会」さん。展示されたスペースは、ごく小さな間口のお店の奥で、狭いワンスペース。ぐるっと見回せば全部がみれるくらいの展示だった。  とはいえ、ちいさなものからおおきなものまで、多種多様な展示群だった。  意外にも、シリアスなシベリア抑留の絵本があった。本道である模造紙に即興で描かれた(らしい)「ジャズ漫画」はもちろんのこと、伊崎のさお飛びなどが描かれた扇面、近江麻に七福神を描いたのれんのような、滋賀県の特産品とのコラボ作品もある。市職員が名刺に使った原画や、ビバシティ(娯楽施設の付随したショッピングセンター)で無料配布されたらしい「うちわ」もあった。  平和かるた近江商人訓かるた近江八景かえるバージョン絵はがき、かえるバージョン近江八幡観光絵はがきなどなどの販売されている作品も。  戦争を知っている世代の方なので、平和のありがたさ、戦争の悲惨さを身を以てご存知なのだ。なおかつちゃんとそれを次の世代に伝えようという意思もおもちだったのだ。かえるさんのそういう部分は仄聞にして知らなかったので、やっぱり足を運ばないと。  かえるさんの書かれたエッセイや、かえるさんについての記事が掲載された雑誌などの書籍類も置かれていた。  即興ジャズ漫画はささっと描かれているけれど、キレイな線で端正に描かれた人物イラストは、昭和モダンな匂いがする。大津絵を意識したかのような素朴なタッチもあるし、めりはりのきいた、都会的でおしゃれなイラストもある。器用に描き分けられる方だったのだ。  吉本興業の芸人さんなので、落語家の方の差し入れ(七回忌なのでお供えなのかも)のお酒なども置かれていた。お店のおじさんたちが、一生懸命かえるさんの業績を説明してくださった。かえるさんを知っているというだけで、「こんなに若い人がかえるさんを知っているなんて」と大変喜んでいただけたので、行けてよかった。(いやいや、ダマすつもりはなかったんだけど、いわれるほどには若くないです)  記念に絵はがきを2タイプ購入する。かるたとかも欲しかったけど、がまんがまん。(ほんのちょっぴり「かるた」マニアです)  木川かえるさんの絵はがき2種。近江八幡観光絵はがき&戯画・近江八景  左上より時計回りに、水郷巡り、八幡堀り、左義長祭↑  左上より時計回りに、「堅田落雁」「勢多(瀬田)夕照」「三井晩鐘」「比良暮雪」のかえるバージョン↑